ノンバンクで不動産担保ローンを活用したいと検討しているものの、そもそも「ノンバンクと銀行の違いはなんだろう」と疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。本コラムでは、ノンバンクと銀行との違いやノンバンクのローンを活用するメリットとデメリット、注意点を解説します。不動産投資を検討中の方はぜひ最後までご覧ください。

ノンバンクを利用するデメリット

ノンバンクを利用するメリットとして、融資の柔軟さやスピード感があることを紹介しました。ここではノンバンクを利用する3つのデメリットを紹介します。

 

  • 銀行より金利が高いことが多い
  • 自宅を担保にした場合、年収の3分の1までしか借りられない
  • 銀行などから融資を受けにくくなる場合がある

 

銀行より金利が高いことが多い

ノンバンクの不動産担保ローンは銀行と比べると金利が高めになっていることが多いです。ノンバンクは自社でリスクをとって柔軟な審査基準を設定していることが多いため、リスクを補償するために金利を高めに設定する傾向があるためです。

 

金利が高くなると月々の返済額が増加してしまいます。特に不動産投資のような長期間にわたる大きな借入の場合、金利の影響が大きくなるために利用する際には金利や返済計画を慎重に検討しましょう。

 

なお、ローンを組んだ後に金利が高いなどの理由で返済計画を見直したい場合はローンの借り換えで条件を改善することも重要です。以下のコラムでローンの借り換え費用や手順について詳しく解説しています。

 

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自宅を担保にする場合、年収の3分の1までしか借りられない

ノンバンクから自宅を担保に不動産担保ローンを利用する場合は、貸金業法の総量規制から原則年収の3分の1までしか利用できません。例えば年収600万円の方であれば約200万円までしか借り入れができません。

 

銀行などから融資を受けにくくなる場合がある

ノンバンクのローンを利用していると、銀行などから新規の融資を受けにくくなる場合があります。なぜなら、ノンバンクのローンは金利が高いことが多く、資金繰りがうまくいかなくなる可能性があると判断されることがあるためです。そのため、銀行から追加で借り入れをしたい場合には完済してから借りたりしっかりとした返済計画と資金繰りをアピールしたりと返済能力があることを伝えましょう。

ノンバンクの利用が向いている人

これまで説明したノンバンクを利用するメリットとデメリットを踏まえて、ノンバンクのローンの利用が向いている人は次のような人です。

 

  • 短期間の借り入れをしたい人
  • 年収の3分の1までの比較的少額の借り入れをしたい人
  • すぐにお金を借りたい人
  • 銀行が担保にできる物件を持っていない人

 

前述のようにノンバンクは銀行での融資に比べて金利が高くなることが多く、自宅物件の場合でも総量規制の対象となってしまうデメリットがありますが、ノンバンクのメリットである審査の柔軟さやスピード感を重視する人、銀行での担保となる物件を持っていない人は利用を検討するのもよいでしょう。

 

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