5年連続「お盆は帰省しない」に、母の疑念が積もり積もって
――愚痴です
――長男夫婦、この夏も帰ってこないんですって
と67歳の女性。長男夫婦が5年連続で「お盆休みは帰省しない」と宣言したことに少々ご立腹の様子です。
長男41歳、妻39歳、子どもは7歳と6歳の男の子。長男は結婚して以来、年に2回、お盆と正月の休みに帰ってくるのが恒例でしたが、最近は「お盆休みは帰省しない」が恒例になっているといいます。
「仕事の都合が合わない」が最初の帰ってこない理由でした。その後、コロナ禍で帰省の自粛が2年ほど続き、やっと会えると思っていたら、
――子どものサッカーの合宿についていかないといけないから
と、子どもを理由に、お盆に帰省しないと連絡。それが2年続き、「仕事や子どもを言い訳にしているけど、ただ帰ってきたくないだけでは?」と訝しく思うようになったといいます。
――なんか嘘くさい
――本当はお嫁さんが嫌がっているのでは
――何が不満なのか
「義実家に来るのは気疲れするだろう」と思い、結婚当初から家事を手伝おうとする長男のお嫁さんに対して、「せっかく来たんだからゆっくりしていきなぁ」と、完全にお客様扱い。そのためか分かりませんが、結婚当初は帰省すると3~4泊くらいしてから帰っていったといいます。
しかし子ども(孫)が誕生してからは、お盆には帰らず、お正月の帰省もたいてい1泊2日程度のショートステイ。「もっと泊っていけば?」というと「妻の実家にも挨拶に行くから」と、これ以上、何も言えない理由で断ってくるのだとか。
株式会社インタースペース/ママスタが行った調査によると、「帰省で、旦那さんの実家に何泊しますか?」の問いに対して、最多はそもそも「帰省しない」で46.7%。続いて「日帰り/別でホテル泊」が25.8%。「1~2泊」は18.2%、「3泊以上」が9.3%でした。
どれほどの距離に住んでいるのか、また、どれくらいの頻度で帰省できるかによりますが、実家/義実家に泊るというのは、実はレアケース。たとえ実家への帰省であっても、配偶者と一緒だと何かと気を遣い疲れるというのが本音、ということもありそうです。