潤沢な資金が手元にあり「今こそ不動産投資で資産運用を」と考えているものの、第一歩が踏み出せないという人は多いようです。ネット上では「不動産投資は失敗する」といったブログやコラムが散見されますが、実際には不動産投資で財産を増やしFIRE(経済的自立・早期退職)を遂げている人たちはたくさんいるのです。そこで、不動産投資とはどのようなものか、そのメリットとデメリットは、どう始めたら良いかなど、不動産投資初心者に知ってほしい“基本中の基本”を解説します。

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不動産投資のメリットとデメリット

収益用不動産には大きく分けて以下の二種類があります。

 

・居住用不動産

入居者が住まいとして使用する戸建住宅やマンションなどの賃貸物件。

・事業用不動産

入居者が事業活動を行うために使用する飲食・物販店舗やオフィスなどの賃貸物件。

 

それぞれの特徴をあげますと、居住用不動産は入居定着率が高いため空室リスクが回避できる半面、水回りを中心とした設備不具合へのクレームに対するこまめな修繕対応が必要です。一方、事業用不動産は入居者負担で設備工事を行うのが一般的なためオーナー側の修繕コストを抑えられますが、入居者の経営状況によっては家賃滞納や早期退去に遭遇するケースも少なくありません。

 

次に不動産投資全般のメリット・デメリットについて、銀行預金や株式投資など、他の資産運用と比較しながら説明します。

 

現在の銀行預金の金利は0.02%前後(店頭金利)で、1000万円預けても年2000円の利子しか付きません。株式投資の平均利回りも1.8%(日経平均)程度で、1000万円の投資で年18万円程度の収益です。一方、不動産投資の平均利回りは5~6%(表面利回り)で、購入価格1000万円の物件で年50~60万円の収益が得られる計算になります。

 

銀行預金は元本が保証されるものの金利(=利回り)が低すぎます。株式投資はやや高い利回りであるものの短期で収益が乱高下するリスクがあります。その点、不動産投資は建物の資産評価が安定していることに加え高利回りのため一石二鳥です。ただし、不動産投資にも「物件管理の手間」や「空室リスク」といった大きな弱点があります。毎月の家賃集金や建物・設備メンテナンスなど手間がかかる上に、入居者が引っ越してしまうと途端に収入がゼロになり、加えて新規入居者募集や原状回復リフォームの費用ものしかかってきます。

 

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