「転職」を機に属性アップ…融資を受けやすくなった
――不動産投資を始めたきっかけを教えてください
「安定したキャッシュフローを築き、将来の資産を形成する」──この目標を掲げ、不動産投資に足を踏み入れたのは、転職を機に融資を受けやすくなったことがきっかけでした。もともと賃貸経営に興味があり、知識を深めながら実践に移す機会を探していました。
ハウスリンクさんに出会う前に所有していたのは、個人名義でのアパート1棟と区分マンション1戸。徐々に投資の規模を拡大し、今回新たに法人名義でアパート1棟を取得しました。この最新の物件はハウスリンクさんを通じて購入したもので、これまでの経験を活かした戦略的な投資の一環です。
――そもそも佐藤さんの資産形成におけるポリシーとは?
私が重視するのは「ミドルリスクで安定したキャッシュフローを得ること、そしてその収益を再投資すること」です。不動産投資は長期的な視点で着実に資産を形成できる手段と考えています。そのため過度なリスクは避けつつも、確実にキャッシュフローを積み上げることを心がけています。
――不動産投資を始めてよかったと思うことはなんですか?
不動産投資を始めたことで、さまざまな知識やスキルを習得しました。特に税金に関する理解が深まり、効率的な運用ができるようになりました。また、投資を進めるなかで宅地建物取引士(宅建士)や賃貸経営管理士の資格を取得し、より専門的な視点で物件を分析できるようになりました。
さらに、投資を通じて得た知識は実家の古民家再生にも活かされています。築年数の経った物件をどのように価値あるものに変えていくか、不動産投資を通じて培ったノウハウが大いに役立ちました。
――逆に不動産投資を始めてマイナスに思うことはありますか?
不動産投資をしているからこそのストレスはあります。個人で所有しているアパートで、一度に多くの退去者が出たときがありました。季節的な要因によるものです。やはり空室が出るというのは心理的な負担が大きくなりますね。空室が増えると収益が減るだけでなく、次の入居者を確保するための対策が必要になりますから。
――空室対策は不動産オーナーにとって大きな課題です
そうですよね。私も一度に退去者を出したことでリスク管理の重要性を痛感し、物件選びや入居者管理の精度を高める努力を続けています。
