人気の英語インフルエンサー・Mayu氏が、初めて留学した際に驚いたこと。それは「ネイティブは超簡単な英語で話している」ということでした。現地の人が実際に使っているのは、be、have、do、getなど、中学で習うものばかりだったのです。それでも多くの日本人が「英語の意味がわからない」「英語で言えない」となるのは、ただ動詞の使い方や表現を知らないだけ。Mayu氏、Forrest Baker氏の共著『パパッと頭に入る 英語の動詞図鑑』(KADOKAWA)より一部を抜粋し、今回は「go」の使い方を紹介します。
【ネイティブは“超簡単な英語”で話している。】英語で「頑張る/流行る/調べる/~しまくる/経験する」←これ全部、動詞「go」で表現できるって知ってた?
「頑張れ」は「go for it」。goを使った慣用句
◆go behind sbʼs back(~の陰で何かズルいことをする)
⇒I can’t believe you went behind my back and told everyone my secret!(私のこと裏切って、皆に私の秘密をバラしたなんてありえない!)
◆go for it(どうぞ、頑張れ、お先にどうぞ) ※go aheadも類義
⇒Forrest:Can I have one of those cookies?(あのクッキー1枚食べてもいい?)
Mayu: Sure, go for it.(もちろん、どうぞ。)
◆go on a diet(ダイエットをする)
⇒Going on a diet is more effective if you also exercise.(ダイエットはエクササイズもするとより効果的である。)
◆go out of oneʼs way(わざわざ〔無理してまで〕する)
⇒I can’t believe how far he went out of his way to help with your assignment. I think he likes you...(彼が君の課題を手伝うためにわざわざここまでしたなんて。彼は君のこと好きなんだよ…)
◆go too far(度を超す)
⇒Sorry I called your mom fat yesterday when we were arguing. I went too far...(昨日ケンカしてるときに、君のお母さんのことをデブと言ってごめん。本当に言いすぎた…)
◆【超重要】to go:
①(あと~ほど)残して
⇒There are still 15 more days to go before Christmas! I don’t know if I’ll be able to wait...(クリスマスまでまだあと15日あるよ! 待てるかわかんない…)
②持ち帰りで
⇒I’d like a large fries to go please!(ポテトフライのLを持ち帰りでお願いします!)
◆【超重要】Howʼs it going?(調子はどう?)
⇒Forrest:Hey! How’s it going?(やっほー! 元気?)
Mayu:Pretty well! What about you?(元気だよ! フォレストは?)
◆What goes around comes around.(自分の行いが巡り巡って返ってくる。】
⇒You should try to be nice to people even if you don’t like them. What goes around comes around, you know?(もし好きじゃなくても人には優しくしようとすべきだよ。自分の行いは返ってくるでしょ?)
【著者】Mayu
国際基督教大学(ICU)卒。英検1級、TOEIC990点、TOEFL110点取得。高校3年時に、1年間ニュージャージー州に留学。大学では、言語教育とメディア・コミュニケーション・文化を二重専攻し、専門性を高めるため、アメリカのバーモント州に1年間の交換留学をする。現在は英語や留学についての情報をSNSで発信する傍ら、英語講師をメインに通訳や翻訳家としても活動。
【著者】Forrest Baker
アメリカ出身。ミドルベリー大学にて言語学を中心に日本学を専攻。在学中、国際基督教大学(ICU)に留学。日本語にどっぷりハマり、日本学の学位をもって卒業。卒業後は英語教育に2年間従事し、現在は日本で暮らしながら国際関係の仕事・翻訳業務に携わっている。2017年より日本在住。極度の言語オタク。