総務省『令和5年地方公務員給与実態調査結果等』が発表され、最新の地方公務員の給与事情が明らかになりました。みていきましょう。
47都道府県「公務員の平均給与」最新ランキング…1位と47位に広がる「同じ公務員でも100万円の年収差」の理由

最新「地方公務員の平均給与」…月40万4,765円

総務省『令和5年地方公務員給与実態調査結果等』によると、2023年、地方公務員(一般行政職)の平均給与は40万4,765円(全職種平均は41万4,433円)。前年40万1,372円から3,000円強の増加となりました。

 

ほか、主な職種ごとにみていくと、調理員、用務員、自動車運転手、守衛、電話交換手等を行う技能労務職は36万9,015円(前年より3,167円減少)、高等学校教育職で43万1,372円(前年より829円減少)、小・中学校教育職で40万8,593円(前年より256円増加)、警察職で47万2,237円(前年より6,658円増加)でした。

 

さらに都道府県別にみていきましょう。47都道府県のなかで最も公務員の平均給与が高いのが「東京都」で45万1,422円。続く「静岡県」は43万1,409円。「神奈川県」「大阪府」「愛知県」と続きます(関連記事:『都道府県別「公務員の平均給与」ランキング…<令和5年地方公務員給与実態調査>』)。

 

【都道府県「公務員の平均給与」上位5、下位5】

1位「東京都」45万1,422円(平均42.4歳)

2位「静岡県」43万1,409円(平均42.5歳)

3位「神奈川県」42万9,318円(平均42.9歳)

4位「大阪府」42万5,735円(平均41.6歳)

5位「愛知県」42万4,534円(平均41.4歳)

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43位「宮崎県」37万5,783円(平均42.7歳)

44位「高知県」37万3,278円(平均41.8歳)

45位「佐賀県」37万3,175円(平均41.1歳)

46位「沖縄県」37万2,298円(平均41.8歳)

47位「青森県」37万0,546円(平均42.7歳)

 

1位「東京都」と47位「青森県」を比べると、その差は月8万0,876円、1年で97万0,512円と、同じ地方公務員という立場ではありますが、給与差は1年で100万円弱にもなります。