セールスは「PDCA」を回すことで上達する
セールススキルを高めようとしたときに、やってはいけないのが、行き当たりばったりにセールスをすることです。
しかし、残念なことに、場当たり的にセールスをやっている人のほうが圧倒的に多いのです。セールスは、PDCAのサイクルをまわしながら何回もやることで必ず上達します。
とくに、はじめのうちは〝振り返り〟をしないことには、なぜうまくいったか、なぜうまくいかなかったかがわからず、次に向けての改善のしようがありません。
たまたまうまくいって、成約することもあるかもしれませんが、それでは再現性がありません。
そのためにも、まずどういう流れで話をするかを大まかに決めて、セールスの台本をつくります(計画(プラン)=P)。
台本をつくった後は、実際にセールスをして(実行(ドゥー)=D)、その後で自分のセールスを振り返って(検討(チェック)=C)、次回に向けて改善(アクション)(=A)するというPDCAをまわし続けることです。
自分のセールストークを3回録音して練習する
セールストークのPDCAをまわすためにはセールストークの録音が必須です。ICレコーダーでもスマホでもいいので、はじめのうちは、毎回自分のセールストークを録音して聞き直します。
やりっぱなしで、どこがよくてどこが悪いかを検証しないことには、たとえ売れたとしても、なにがよくて売れたのかもわかりません。
とくに、うまくいかなかったときのセールストークこそ貴重です。しっかり聞いて、どこが悪かったのか原因を考えてみます。これはものすごく効果があります。
うまくいかなかったときのセールストークを聞き直すのは、正直なところかなりつらい作業です。「あのときなんであんなこと言ってしまったんだろう」と落ち込みます。
しかし、うまくいったセールストークを聞くより、失敗したセールストークを聞き直すほうが、はるかに得るものは大きいです。3回ぶんだけでよいので失敗したセールストークを聞いて、うまくいかなかった点を分析します。
そして、どうすればうまくいくかを考えて、次のセールスで試してみる。これを繰り返します。