スタートラインは同じはずの同級生。別の道を歩んだ結果、驚くほどの給与差がついていた……どこでそんなに差がついてしまうのか、みていきましょう。
冬ボーナス平均55万円だが…41歳〈負け組サラリーマン〉、同級生〈勝ち組金融マン〉の「賞与額」に衝撃 (※写真はイメージです/PIXTA)

会社員の6割が「ボーナス安っ!で転職しました」

――冬のボーナス⁉ 120万円くらいかな(41歳・金融系企業勤務)

――(心の中で)そんなに……結局、あいつは勝ち組で、俺は負け組かぁ(41歳・中小企業勤務)

 

聞き耳を立てていたところ、人知れずショックを受ける……そんな展開に身に覚えのある人もいるのでは。このような経験をしたあとは「こんな給与の安い会社、辞めてやる!」と決意する、というのもよくあるパターンのようです。

 

株式会社マイナビが今後3ヵ月で転職活動を行う予定の人に対して行った『2023年冬のボーナスと転職に関する調査』によると、「賞与が少ない理由で転職をした経験がある*1」が62.5%。また「賞与が少ない」以外の主な転職理由で最も多かったのが「賞与以外の給与が低かった」が最も多く17.9%でした。

 

*1:1番大きな転職理由だった25.4%、1番ではないが転職理由だった37.1%の合計

 

さらに「自分の仕事に見合う理想の賞与額」は平均89.2万円。「部長クラス」で193.4万円、「課長クラス」で132.7万円、「役職なし」で57.0万円でした。一方で「賞与が高かったから転職しなかった」というときの賞与額は、平均で107.7万円。「部長クラス」で190.4万円、「課長クラス」で137.8万円、「役職なし」で73.4万円でした。「役職なし」のほうが「転職を踏みとどまる賞与額」と「仕事に見合う賞与額」の差は大きく、給与額によって転職を決意する傾向が強いことが分かります。

 

どのような理由で転職するかは人それぞれですが、転職者の3割は給与アップを実現する一方、同じく3割は給与減となっているのが現状(厚生労働省『令和4年 雇用動向調査』)。同級生と給与を比べて突発的な行動に出るのではなく、綿密にプランニングしたうえで新たな一歩を踏み出すのが得策です。

 

[参考資料]

株式会社帝国データバンク『2023年冬季賞与の動向調査』

厚生労働省『令和4年 賃金構造基本統計調査』

株式会社マイナビ『2023年冬のボーナスと転職に関する調査』

厚生労働省『令和4年 雇用動向調査』