珍しくて価値が高い物や、意外に安く手に入れた物を「掘り出し物」といいますが、実は、株式投資の世界にも「掘り出し物」と呼べるような銘柄があるのです。本稿では、効率良く利益を得るための「掘り出し物」の銘柄の見つけ方について、株式会社ソーシャルインベストメントの川合一啓氏が解説します。
減配・業績悪化の発表時がチャンス?…株式市場で〈掘り出し物〉の銘柄を見つける方法【株式投資のプロが解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

減配・業績悪化の発表後も、実はチャンス

そして、実は減配や業績悪化の発表後もまた、掘り出し物を見つけるチャンスとなり得ます。多くの場合、そうしたネガティブな発表があると株価は下がります。しかし、下がりすぎて掘り出し物といえるほどの水準まで安くなる場合もあるのです。

 

この場合は、十分に下がったことを確認してから買うことがポイントです。焦って早めに買ってしまうと、さらに下がる可能性があるからです。また、その後さらに減配や業績悪化を発表しそうな会社の場合は、慎重になるべきでしょう。

 

いずれ配当も業績も回復する見込みがあり、「まさか、あの会社が!」と思われるような安定感抜群の会社が減配や業績悪化の発表をしたときこそが、チャンスだといえるのです。

長い期間掘り出し物になっている株もある

さらに、なぜか長く売れ残り、掘り出し物として放置されている株もあります。

 

ウォーレン・バフェット氏が日本の五大商社株を買ったことが明らかになったのは、2020年8月末のこと。バフェット氏はそれらの株価を「バカげたほど安い」と評価していたそうです。

 

「バフェットが買ったから」という「バフェット効果」のようなものもあるのかもしれませんが、それから約3年が経った現在、結果的に五大商社の株価は大きく上がり、次々に増配も発表されています。

 

そして2023年6月、バフェット氏はそれらの株をさらに買い増したことを発表しました。現在では、五大商社の株価は適正化されてきています。

 

五大商社の株が安く放置されていた理由は明確ではありませんが、このように長い期間掘り出し物になっている銘柄も実際にある、ということです。事業内容と市況、株価について冷静に分析できるバフェット氏並みの相場観を持つ人の手にかかれば、そのような掘り出し物を見つけ出すことも可能なのです。