歴史ある建物が溢れる一方で、教育の拠点としても知られる文京区。私立中学進学率では、教育熱の高い東京の中でもダントツトップです。今回はそんな文京区の住みやすさやファミリーが気になる子育て情報、一人暮らしには欠かせない飲食店情報などについみていきましょう。
私立中学進学率No.1「東京都文京区」住みやすさをガチ評価【データで紐解く東京⑥】 (※写真はイメージです/PIXTA)

東京の暮らしを豊かにする情報満載のWEBメディア「TOKYO@14区」
ほかの記事も読む(外部サイトに遷移します)>>>

文京区を6つの視点でガチ評価

文京区の治安(★5/5)

[図表2]

 

文京区は大きな繁華街がないこともあり、刑法犯罪認知件数は14区内中でもっとも少ないエリアです。大変治安が良いといえるでしょう。自治体は防災対策にも力を入れています。「防災訓練実施経費」や「備蓄品購入経費」が助成されることから、学校やマンションでは防災訓練が活発に行われている他、災害発生時には妊産婦や1歳未満の乳児と母親のための救護所が用意されます。

 

文京区の子育て環境(★5/3)

[図表3]

 

教育への感度が非常に高いこの地域。区立小中学校では、森鴎外や夏目漱石などの功績を通じ地域の伝統を学ぶ「文京ふるさと学習プロジェクト」を行っています。教育センターの「子ども科学カレッジ」では、宇宙やロボット工学をはじめとする先端研究の成果を学べるなど、多くの大学が集まる地域性を活かした質の高い教育活動が目立ちます。

 

文京区の医療(★5/3.5)

[図表4]

 

医療施設数は14区内でも中間層であるものの、東京大学医学部附属病院、順天堂大学医学部付属順天堂医院、東京医科歯科大学医学部付属病院などの大学病院が多くあり、幅広い分野の医師へ相談できる環境といえるでしょう。また区では、医院や薬局などを26のエリアに分けて掲載した「文京かかりつけマップ」の配布も行っています。

 

文京区の自然環境(★5/2)

[図表5]

 

小石川植物園、目白台運動公園、新江戸川公園など、豊かな自然+αを楽しめる魅力的な公園が点在するこのエリア。小石川後楽園、椿山荘庭園、六義園には本格的な日本庭園があり、趣ある雰囲気の中で自然を感じられます。区民だけでなく遠方からの観光客も訪れる憩いの場です。約120本もの桜並木が続く桜の名所「播磨坂」では、毎年「文京さくらまつり」が開催され多くの人で賑わいます。

 

文京区の買い物・娯楽(★5/2.5)

[図表6]

 

文京区は、東京メトロ丸の内線、千代田線、都営三田線、都営大江戸線といった地下鉄の駅が主な最寄り駅です。区内にJRの駅はありませんが、神田川を渡ると隣接する千代田区のJR水道橋駅もあり、主要都市へのアクセスは良いといえるでしょう。後楽園駅には東京ドームをはじめ、遊園地や劇場、ボウリング場、飲食店などが揃っており、カップルからファミリーまで一日を満喫できるでしょう。また大型の繁華街はほとんどなく、各駅前に比較的コンパクトな商店街があるのが特徴です。

 

千代田区の住まい(★5/4.5)

[図表7]

 

教育環境が整っていることから、ファミリー層に人気なこのエリアは、持ち家率がかなり高いことが特徴的です。一方で、区内の大学に通う学生向けの駅近でリーズナブルな物件も多くあります。美術館や、歴史を感じさせる商店街などがあることから、美大生や年配の方にも好まれるエリアです。

文京区の資産価値ランキング2023

※用途区分:住宅地

(出典:国土交通省「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」)
[図表8] (出典:国土交通省「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」)

 

都心ならではの利便性の高さ、住宅地としての良好な環境や充実した教育環境などが評価され、人口増加率・地下上昇率ともに中位レベルです。公示地価ランキングによると、本駒込や本郷などの閑静な住宅地の地価が高め。新築マンションの供給は少なく、新築物件の㎡単価の上昇傾向が続いています。全般的に中古物件の値下がりが少なく、リセールバリューが高いエリアが多い区といえるでしょう。

 

【住建ハウジング】
業界No1の動画数と写真で「東京の一戸建て・土地・投資物件」をご紹介

(外部サイトに遷移します)
>>>