歴史ある建物が溢れる一方で、教育の拠点としても知られる文京区。私立中学進学率では、教育熱の高い東京の中でもダントツトップです。今回はそんな文京区の住みやすさやファミリーが気になる子育て情報、一人暮らしには欠かせない飲食店情報などについみていきましょう。
私立中学進学率No.1「東京都文京区」住みやすさをガチ評価【データで紐解く東京⑥】 (※写真はイメージです/PIXTA)

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文京区の住みやすい街5選

学問の街で豊富な緑に囲まれた人気エリア、文京区。そんな文京区の中でも住みやすい街を厳選して5ヵ所ご紹介していきます。

 

【湯島】「学問の街」に広がる穏やかな住宅地

 

中央線御茶ノ水駅の北、千代田線湯島駅の周辺のエリア。東側は上野駅も近く山手線の利用も可能です。「日本の学校教育発祥の地」といわれる湯島聖堂と、学問の神様・菅原道真公を祀る湯島天神に挟まれており、「学問の街」として知られています。博物館や美術館が集積する上野公園も徒歩圏内。旧岩崎邸庭園の緑地に沿った無縁坂の界隈は、交通量も少なく落ち着いた住宅地です。

 

【地名の由来】

1.昔、温泉が出たから。2.確証がないので、断ずることができない。3.湯島天神付近から温泉が湧いて「湯島」と呼ばれた。など、所説あるがはっきりしていない。古くは、平安時代の「和名類聚抄(わみようるいじょうしょう)」に豊島郡湯島郷と書かれ「ゆしま」と仮名がふってあるので、古くからついている地名です。

 

 

【小日向】文人の旧居があった閑静な住宅街

 

最寄り駅は駅前再開発で開放感が増した東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅。駅の東西はともに高台で、古くから住居に適し、大名屋敷や武家地、神社地として使用されてきました。東側には桜並木で知られる播磨坂沿いにタワーマンションが点在し、西側に向かうと、かつて石川啄木、安部公房などの作家たちの旧居があった閑静な邸宅街が広がります。繁華街からは距離を置きつつ、買い物環境に優れた便利なエリアです。

 

【地名の由来】

1.昔、鶴高日向(ひゆうが)という人の領地で、家が絶えた後、「古日向(こひゆうが)のあと」といったのを、いつしか「こひなた」というようになった。2.平安時代の初めに、武蔵国豊島郡七郷の一つに、日頭(ひのと)という地名があり、これが小日向を指している。3.永禄二年(1559年)、興津加賀守二貫九百四十六文、小日向分、小日向屋敷分、小日向弾正屋敷などの記載がある。など。

 

【関口】地元密着型の商店街が隣接する高台の街

 

目白坂を上がった高台の二丁目界隈は「関口台地」と呼ばれ、かつて武家屋敷があった環境静かな低層住宅地域です。ホテル椿山荘東京は、明治の政治家「山縣有朋」の邸宅から受け継いだ庭園で知られる名所。松尾芭蕉ゆかりの関口芭蕉庵や周辺の旧細川侯爵邸を利用した『和敬塾』など歴史を感じさせるスポットが多いのが特徴です。一丁目には江戸川橋地蔵通り商店街が広がり、地元密着の精肉店、鮮魚店、青果店などが立ち並びます。

 

【地名の由来】

堰を造ったことによる。水源は井の頭池で、大滝橋に天正十八年(1590年)頃、大洗堰を造り、神田・日本橋方面に給水しました。昭和八年にその堰はなくなりました。

 

【小石川】東京ドームからすぐの豊富な緑に囲まれるエリア

 

高台に位置し、教育の森公園や小石川植物園などの緑豊かな公園に囲まれています。東京ドームや東京ドームシティなどで賑わいを見せる後楽園エリアが近い一方で、お寺や神社が点在し、閑静な住宅街として、近年注目が集まっています。富坂警察署が近くにあることから治安も良く、生活に欠かせない買い物環境であるスーパーマーケットも多いため、ファミリー層に人気です。

 

【地名の由来】

小石交じりの川が流れていたことから。

 

【春日】好立地な歴史ある商店街の街並み

 

後楽園駅からほど近く、駅前はライブやイベント時にはかなり混雑します。一方、駅から離れると閑静な住宅街も。春日駅周辺には歴史ある「えんま商店街」があり、飲食店やスーパーが充実しています。一人暮らしの方も住みやすい環境の一方で、都内主要駅へのアクセス抜群とあって、家賃相場はやや高め。特に駅の近くはグレードの高いマンションが多く、さらに家賃が高い傾向です。

 

【地名の由来】

三代将軍家光の乳母・春日局(かすがのつぼね)が寛永七年(1630年)、原野だったこの地に居宅を構えたことから。古くは春日殿町といっていました。

 

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