オフィスから歓楽街まで、幅広い側面を持つ新宿区。今回はそんな新宿区の住みやすさをデータとともにご紹介します。都心で交通の便が良い場所だからこそ気になる治安や住まいの情報について詳しく見ていきましょう。
日本有数の歓楽街を有する「東京都新宿区」住みやすさをガチ評価【データで紐解く東京④】 (※写真はイメージです/PIXTA)

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新宿区を6つの視点でガチ評価

新宿区の治安(★5/1.5)

[図表2]

 

新宿駅北側の歌舞伎町周辺は日本最大級の歓楽街のため、比較的、犯罪件数も多く治安が良いとは言えないエリアです。新宿区ではパトロール隊による見回りや客引き防止に関する条例を制定し、治安の改善に努めています。一方で、四谷や下落合などは落ち着いた環境で犯罪も少なく、比較的、治安が良いと言えるでしょう。

 

新宿区の子育て環境(★5/4.5)

[図表3]

 

23区初の女性元区長(在任期間2002年~2014年)の牽引もあり、新宿区では「安心して子育てできるまち」の実現を目標としてさまざまな試みを行っています。待機児童の問題にも積極的に取り組み、2021年には待機児童ゼロを達成しました。また、就学前児童の保育サービス利用比率も14区内上位です。地域の先輩ママやパパがボランティアとして初めての育児を行っている家庭を訪問・サポートする「ホームスタート」などの取り組みも実施しています。

 

新宿区の医療(★5/4)

[図表4]

 

新宿区は14区内でも医療施設の数や医師数が高い水準にある区です。また、自治体を挙げて予防医療にも力を入れており、2020年にはシニアに向けたオリジナル筋力トレーニング「しんじゅく100トレ」を考案。10種類のスロートレーニングは体力に自信のない方でも無理なくできるものばかりで、効果的に筋力を鍛えられると好評を得ています。

 

区内には総合病院からクリニックまで数多く点在しているので、診察に困ることはないでしょう。

 

新宿区の自然環境(★5/3)

[図表5]

 

繁華街のイメージが強い街ですが、新宿御苑などの巨大緑地もあり、緑被率は低くありません。2020年には新宿中央公園内に交流拠点施設「SHUKNOVA(シュクノバ)」が開業し、人々の憩いの場となっています。区の外周を囲む神田川を活かした「神田川親水テラス」で自然や生き物・歴史について学べるイベントを開催するなど、自然と触れ合う機会も数多く用意されているといえるでしょう。

 

新宿区の買い物・娯楽(★5/4.5)

[図表6]

 

映画館から能楽堂、寄席まで娯楽施設が豊富です。夏になると世界的なアーティストの作品などで新宿駅周辺が彩られる「新宿クリエイターズ・フェスタ」が開催され、多くの人で賑わいます。また秋には新宿通りを巨大なランウェイとするファッションショーや大道芸が繰り広げられる「新宿芸術天国」などのイベントも開催されます。多くの飲食店や商業施設が立ち並ぶ新宿駅周辺はもちろん、新大久保や神楽坂など独特の雰囲気を持つ街も多くあり、買い物や娯楽に困ることはないでしょう。

 

新宿区の住まい(★5/3)

[図表7]

 

持ち家率や一戸建て率はそこまで高くありません。単身世帯の割合が比較的多いため、単身者向けの物件が多く用意されており、賃貸居住の割合が高いのが特徴です。また外国人登録人口が他の区と比べ圧倒的に多く、特に中国・韓国・タイなどの出身者が多く在住しています。外国人を受け入れる環境が整っているといえるでしょう。

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※用途区分:住宅地

(出典:国土交通省「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」)
[図表8] (出典:国土交通省「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」)

 

かつては大規模な再開発などが比較的少なく、地価上昇率は都心エリアでは低いレベルでした。しかし2010年頃から西新宿などで再開発が活発化し、いまでは今後も人口増や地価上昇が期待されるエリアのひとつです。新築マンションの供給は年間1000戸前後と限られる一方で、中古流通は1万戸を超える年もあり、売買が活発な点がリセールバリューの高さの理由でしょう。商業性の高いエリアのため、賃貸ニーズも高く収益性も良好です。

 

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