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一戸建てを購入したときの税金について
一戸建てを購入した際、税金を支払わなければなりません。特に、かならず課せられるのが固定資産税です。ここでは固定資産税に関して以下の点を解説します。
固定資産税とは
固定資産税とは地方税の一つで、不動産などの固定資産に課せられる税金のことです。土地や家屋などの不動産を購入した場合、基本的に毎年払い続けなければなりません。つまり、一戸建ての場合、土地と建物で両方の固定資産税を支払う必要があるのです。
固定資産税を支払う方法
固定資産税を支払う方法は以下のとおりです。
●現金
●口座振替
●クレジットカード
ただし、クレジットカードは自治体によって対応しているところ・していないところに分かれます。クレジットカードで支払いたい場合、事前に確認しましょう。
支払わなければいけないのは、1月1日時点にその土地と建物を所有している人です。途中で別の人に売った場合、元の持ち主と今の持ち主が分担して払います。支払額は、所有期間の割合で計算するのが一般的です。
固定資産税を支払う時期
固定資産税を支払う時期は毎年4月〜6月ごろです。一括もしくは6月・9月・12月・翌2月と年4回に分けて払うことができます。
一戸建ての税金はいくら?
一戸建てにかかる固定資産税は、年間で平均10〜15万円が相場です。ただ、あくまでも目安に過ぎません。固定資産税額はさまざまな要素が絡み合って決まります。場合によっては2倍以上になる可能性もある一方で、半分以下になることもあります。「毎年10万円なら」と安易に考えないようにするのが大事です。
以下で税金を計算する方法について簡単に紹介するので、ぜひ参考にしてください。
一戸建ての税金を計算する方法
ここでは一戸建ての税金を計算する方法を紹介します。主な流れは以下のとおりです。
一戸建ての固定資産税評価額を確認する
まず、一戸建ての固定資産税評価額を確認しましょう。固定資産税評価額の調べ方にはさまざまな方法があります。
●中古の一戸建てを購入する場合:不動産会社経由で問い合わせ
●新築の一戸建てを購入する場合:建設完了後の家屋調査を待つ
●一戸建てを所有している場合:納税通知書か固定資産税評価証明書
上記の方法で調べられなかった場合、以下のように概算することも可能です。
●土地:公示価格の約70%
●建物:再建築価格の約60%
再建築価格とは、その建物を再度建てたときにどれくらいかかるかを算出した価格です。たとえば、20年前に3,000万円で購入した建物があったとします。現在、その建物を購入しようとしたときに2,000万円かかるとしたら、建物の固定資産税評価額は1,200万円となります。
税率を掛ける
次に、税率を掛けましょう。税率は市区町村単位で自治体が個別に定めています。したがって、地域によって税率が異なる場合もあるので注意してください。正確に知りたい場合、自治体のホームページなどを参考にしましょう。標準税率は1.4% です。上述した固定資産税評価額に1.4%を掛け合わせれば、暫定的な固定資産税がわかります。
建物の評価額を経年減価補正する
中古住宅の場合、建物の評価額に経年減価補正率を掛け合わせます。経年減価補正率とは、築年数によって建物の価格が減額するよう設定された補正値のことです。たとえば、木造建物で10年経っている場合、経年減価補正率は0.5です。 固定資産税が5万円だった場合、5万円×0.5で2.5万円となります。
場合によっては軽減措置を適用させる
最後に、軽減措置を適用させます。土地・建物、それぞれに対して、異なる特例措置があります。かならずしも知っておく必要はありませんが、覚えておきましょう。
土地の場合、住宅用地なら200㎡までの土地は評価額が1/6となり、200㎡を引いた残りの土地は1/3として計算されます。購入した家が新築だった場合、新築されてから3年間、家屋の税額が1/2になります。このように、土地と建物で特例措置が受けられるのです。
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