腰が痛い!→温める?冷やす?…腰痛時に「絶対やってはいけない」NG対処法【整形外科医が警告】

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腰が痛い!→温める?冷やす?…腰痛時に「絶対やってはいけない」NG対処法【整形外科医が警告】
(※写真はイメージです/PIXTA)

多くの人が悩まされている腰痛。早く治したい一心で、気づかないうちに誤った対処法をしている人も少なくありません。横浜町田関節脊椎病院の越宗幸一郎院長は、ギックリ腰などの「急性痛」と、長いあいだ継続して痛む「慢性痛」で、それぞれ「絶対にやらないでほしいこと」と「絶対にしてほしいこと」があるといいます。今回は医師の目線から、腰痛の対処法についてみていきましょう。

「市販の痛み止め」を長期間服用するのはキケン

急性痛はケガや病気などをしたとき、体が自分の身を守るために行う一種の防御反応であり、ケガや病気などが治れば、自然と痛みも治まります。

 

しかし、慢性痛は特定の原因がないにも関わらず、数ヵ月以上痛みが継続してしまいます。その結果、QOLを著しく低下させる原因になることも。そんな慢性痛にはどのように対処したらいいのでしょうか。

 

慢性痛に対してやってはいけないことは、下記のとおりです。意外と無意識に行ってしまっていた、という方も多いのではないでしょうか。

 

<慢性痛のNG行動>

✕ 患部を冷やす

✕ 患部を安静にしすぎる(まったく運動しない)

✕ コルセットを継続して使用する

✕ 長時間マッサージをする

✕ 痛み止めを飲み続ける

 

これらの行動は、かえって痛みが治るのを遅くします。特に気をつけたいのは、過度に安静にすること。「ケガをしているときは体を動かさないほうがいい」と、コルセットやギプスなどを巻いてずっと安静にしていたのは昔の話です。いまは可能であれば体を動かし、筋肉や運動機能の改善を図ることが重要とされています。

 

また、痛み止めを長期間にわたって飲むと、腎機能や心機能の低下を引き起こすこともあります。医師から処方された痛み止めならまだしも、市販の薬を長期間常用するのは危険です。

 

特に気をつけたいのが、「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs:Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)」。抗炎症作用や鎮痛作用があるため、痛み止めとして医師が処方することもあり、ドラッグストアなどで市販されています。

 

これを長期で使うのがとても危険な理由は、ある研究結果によります。それによると、3ヵ月以上NSAIDsを服用している関節リウマチ患者のうち、15.5%に胃潰瘍が発見されたそうです。
※ <参考>厚生労働省「重篤副作用疾患別対応マニュアル」(https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1g03.pdf)

 

そのほかにも、胃障害や肝障害、腎障害、アスピリン喘息、心血管病変の悪化などさまざまな副作用のリスクもあるため、長期にわたって継続して服用するのはNGです。

 

どうしても痛み止めを使用したいのであれば、医師に処方してもらいましょう。なかには長期服用が可能な薬もあります。

 

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