月収40万円・40代サラリーマンの醜態…出世頭の同期に「嫉妬でおかしくなりそうだ！」と妬み

（写真はイメージです／PIXTA）

出世欲を露わにし、同期の昇進に嫉妬するサラリーマン

――同期がどんどん出世していくのをみるのがツライ

ネットの掲示板に書き込まれた、40代だというサラリーマンのつぶやき。同様に周囲の出世、昇進に対するコメントは数多くみられます。

――同期に先を越されました。嫉妬でおかしくなりそうです

――出世に遅れをとり、とても惨め

――同期ならまだしも、後輩にまで先を越された……悔しすぎる

――同期が出世していくのに、自分はいまだ平社員……最近は職場にも居づらい

転職サイト比較plusが全国の20代に調査した、出世欲に関するアンケートによると、「今後出世したいか」に対して「はい」と回答したのは約22%。最近の若年層は出世欲がないとよくいわれますが、その通り。若い人たちからすると、同期の出世を素直に喜べない大人たちの反応は、なんともみっともないものに見えるでしょうか。

ただ、そうは言っていられない事情があります。

厚生労働省『令和4年賃金構造基本統計調査』で2000年以降のサラリーマンの平均月収（所定内給与額）をみていくと、この20年、給与がまったくあがっていないことが分かります。

給与が上がらないなか、収入を増やしていくためには、社内で出世を目指すか、給与のより良い会社に転職するしかありません。ただサラリーマンならご存じの通り、年を重ねれば転職は難しくなるもの。若い人は出世を目指さなくても転職で収入アップを目指せますが、会社でも中堅以上の40代、50代は社内で出世を目指すほうが安全パイ。そう考えると、同期の出世を喜べず、嫉妬を覚える……というのも分からなくもありません。