◆前向きに投資に取り組む姿勢が満足度を高める
今回の調査結果からは、投資の成果について満足と感じている人の傾向が見えてきました。
意外にも感じますが、短期的な利益を狙う/大きなリスクを許容する人の方が満足度が上がるという結果が出ています。ただし、同時に「非常に不満」と感じている人の割合も高い傾向も見られ、大きな失敗につながる可能性のある点は意識しておきたいところです。
また、目的なしに投資をしている人で満足しているのが5.3%だったことをはじめ、情報収集/分析/スキルアップの取り組みを行っていない人の満足度が大きく下がることが分かりました。これは投資に前向きに取り組んでいる人の満足度が高いことの裏返しでもあり、満足できる投資を実現するためのヒントといえるでしょう。
スキルアップについては、個人で取り組むよりもさまざまな媒体を利用して他の人と交流しながら取り組んだ方が、満足度が高くなる傾向も確認できました。一人で孤独に努力するのではなく、多くの人と情報交換をしながら一緒に成長していくというのが、これから求められる投資家モデルなのかもしれません。