テクニカル分析専門サイト「テクニカルブック」が実施した調査によると、株式や投資信託、暗号資産などの金融商品への投資判断や投資行動は、世代間で大きく異なることが明らかになりました。本記事では、調査によって得られた考察を1つずつ詳しく見ていきます。※本記事は、株式会社アドバンが2023年6月14日に発行したリリースを転載したものです。
バブル世代は勘!Z世代はテクニカル分析で勝負!自信の差は10倍にも (※写真はイメージです/PIXTA)

調査サマリー

 

テクニカル分析専門サイト「テクニカルブック」は、投資(トレーディングを含む)に取り組んでいるZ世代からシニア世代までの328名を対象に、アンケート調査を行いました。この調査によって、Z世代やミレニアル世代などの若い世代とミドル世代以上において、投資に対する考え方や姿勢にさまざまな違いがあることが見えてきました。

 

今回実施したアンケート調査の結果から得られた主な考察は、以下の通りです。

 

・Z世代投資家は定番の国内株式/投資信託だけでなく、外国株式/暗号資産など多様な金融商品に投資する傾向がある
・若い世代はテクニカル分析を重視、世代が上がるほど感覚的な投資が多くなる
・Z世代投資家はトレードの売買期間が短く、リスクを許す傾向
・Z世代/ミレニアル世代投資家は情報収集で積極的にSNSを活用
・次世代型投資(暗号資産/ロボアドバイザーなど)への注目度は世代間で大きく異なる
・Z世代投資家の57.5%(シニア世代投資家の10倍以上)が自分の投資スキルに自信あり

 

<調査の実施概要>

調査機関 :自社調査

調査方法 :インターネット調査(株式会社ジャストシステム「Fastask」)

対象エリア:日本全国

対象者  :「現在、投資に取り組んでいる」と回答した20歳以上の男女

調査期間 :2023年6月1日~6月2日

有効回答 :328名※

 

※Z世代66名/ミレニアル世代66名/氷河期世代65名/バブル世代65名/シニア世代66名。なお、本調査では20~29歳をZ世代、30~39歳をミレニアル世代、40〜49歳を氷河期世代、50〜59歳をバブル世代、60歳以上をシニア世代と表現しています。