「人間ドック」では不十分…“一生自分の脚で歩きたい”なら受けるべき「股関節ドック」とは【専門医が解説】

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「人間ドック」では不十分…“一生自分の脚で歩きたい”なら受けるべき「股関節ドック」とは【専門医が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

年に1度は人間ドックを受けるという人は多いでしょう。しかし、一般的な人間ドックでは整形外科の項目が含まれず、一生自分の脚で歩行するために必要な「股関節の異常」は見逃されがち。そこでぜひ受けてほしいのが「股関節ドック」だと、東京ヒップジョイントクリニックの狩谷院長はいいます。「股関節ドック」とはなにか、とりわけ受診すべき人の特徴・共通点とは、みていきましょう。

若いころに比べて体重が増えたなら、1度「股関節ドック」を

筆者が2016年8月に世田谷区千歳烏山で開院した際に行っていた「股関節ドック」の内容は、以下のとおりです。

 

●股関節レントゲン
●MRI
●骨密度
●リハビリテーション
●診察
●内臓脂肪評価

 

レントゲンやMRIで股関節の状態を詳細に把握したのち、骨密度を計測して、骨粗鬆症のリスクをはかります。また、内臓脂肪が多ければ股関節に多大な負荷をかけるため、その数値も正確に記録し、減量の必要性を確認します。

 

金額は医療機関によって異なりますが、参考までに、筆者が以前勤めていた医療機関では5万5,000円で行っていました。

 

特に以下の人は股関節に関する疾患を発症するリスクが高いとされているため、股関節ドックを受けてみてはいかがでしょうか。

 

●赤ちゃんの時に股関節脱臼があるといわれた 
●出産を機に体重が増えた
●若い頃に比べて体重が10kg以上増えた
●親族や家族で股関節が悪い人がいる
●腰に負担のかかるスポーツや労働をしていた、あるいは、している
●アルコールを多飲している
●喫煙の習慣がある
●ステロイドを常用している

 

股関節ドックを受け、臼蓋形成不全や特発性大腿骨頭壊死症を指摘された場合は、少なくとも1年に1度は詳しくチェックするようにしましょう。また異常が見つからないとしても、加齢とともに変形性股関節症を発症するリスクがあります。医師と相談しながら、定期的に検診を受ける習慣をつけましょう。

 

 

狩谷 哲

東京ヒップジョイントクリニック

院長

 

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