サラリーマンのAさんは、係長への昇進を機に憧れだったマイホームを40歳で購入しました。余裕を持って組んだ毎月の返済額に安心していたAさんでしたが、70歳で恐ろしい事態に……。本記事では、Aさんの事例とともに、住宅ローンの返済計画についてFP1級の川淵ゆかり氏が解説します。
月収40万円のサラリーマン、40歳で係長昇進!「夢のマイホーム」購入も…70歳で頭を抱える驚愕の「住宅ローン残債額」【FPが解説】  (※写真はイメージです/PIXTA)

もし収入ダウンしてしまったら…

(※写真はイメージです/PIXTA)
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家を持つときは、係長に昇進して収入も増えたAさんでしたが、ローンの返済中には収入がダウンすることもあります。生涯で収入がダウンする時期を考えてみましょう。

 

・50代役職定年

・60代定年退職

・再就職

・老後仕事を辞めて、年金だけの生活へ

・老後配偶者の死亡による年金収入の減少

 

住まいを購入するときは家計にゆとりもあり不安もないときですが、その後はお子さんの教育費や親の介護にお金がかかるなどの支出が増えるほか、上記のように収入がダウンしてしまうこともあります。住宅ローンは後半が大変です。毎月の返済額だけを見て決めるのではなく、将来のこともしっかり考えて利用しましょう。

 

 

川淵 ゆかり

川淵ゆかり事務所

代表