東京都心では、マンション価格がバブル超え。いまだかつてないほどマイホーム購入へのハードルは高くなっていますが、それでもせっかく買うなら納得のいく街に家を持ちたいと考える人は多いでしょう。いま、会社員が買える街……今回は「川越」に焦点をあてます。
西武新宿・東武東上・JRの3路線使える「川越」…リアル市民が回答した「住みやすさ」と「住みにくさ」 (※写真はイメージです/PIXTA)

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川越の新築マンションの相場と返済プラン

そんな川越の住み心地に耳を傾けると、長所として多く上がるのがやはり買い物と交通の利便性。

 

・生活に必要な商店が駅周辺にあり、クルマがなくても生活できる

・東武東上線、副都心線、八高線、埼京線、西武線など複数の電車が使えて、都心にもアクセスしやすい

・高速道路のインターチェンジも近くにあり移動がラク

・緑も近く、子育て環境は良いと思う

 

一方で人気観光地であり、地域の中心地という街の特長が、マイナスに作用している部分も。

 

・飲み屋が多いから、酔っ払いも多くトラブルも……子育て世代としては心配

・最近は観光客で混雑していて……休日はできるだけ中心街にはいかないようにしている

 

現在、「川越」周辺の新築マンションの平均坪単価は250万円ほど。ファミリータイプ、80平米ほどの新築マンションであれば6,000万円で買える計算です。

 

仮に頭金1割ほどを入れて、30年ローンで購入を検討したなら、月々の返済額は16万1,562円(返済方式:元利均等、金利0.5%と仮定)。余裕ある返済を考えて、返済負担率20%以下とするなら年収969万3,720円以上というのが条件となります。夫婦、一方の収入だけで購入を考えるには、頭金を平均値以上に入れない限り難しい話。夫婦で助け合うことが条件となるでしょうか。

 

アンケートにみる川越市民の満足度

川越市民3,000人が回答した『第 14 回川越市市民意識調査』で、「あなたは、これからもずっと川越市に住み続けたいと思いますか。それともよそに移りた いと思いますか。」の問いに対し、「住み続けたい(「住み続けたい」と「どちらかというと住み続けたい」の合計)」は87.5%で、住み心地は上々のよう。

 

その理由(2つまで選択)として「自分の家(土地)だから」「住みなれて愛着があるから」がそれぞれ48.0%、38.6%。ほか「生活環境がよい」38.6%、「鉄道・公共交通の便がよい」21.9%と高評価を得ています。

 

一方、「市外に転出したい」と回答した人の声に耳を傾けてみると、最も多い転出希望理由が「鉄道・公共交通の便がよくない」で28.6%。3路線が使える利便性の一方で、山手線西部の主要エリアには鉄道で40分以上、さらに都心エリアには1時間程度は覚悟しなければなりません。毎日の通勤・通学となると、人によっては苦痛に感じるギリギリのラインでしょうか。

 

マイホームを実現した会社員からは「週に1・2度であれば我慢できたけど、毎日となると、もう少し通勤時間が短いほうがよかった」という後悔の声はよく耳にします。都内通勤・通学がマストなら、実際に許容できるかどうかを熟考したほうがよさそうです。

 

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