「もっと早く手術すればよかった」と後悔する前に
山本さんのように、重度の変形性股関節症に長年悩みながらも、「人工股関節はある程度年数が経ったら、再手術が必要」「入院期間が長くて、回復が遅い」など、ひと昔前の情報に囚われて、手術に踏み込めない人が少なくありません。
しかし、私の患者さんは術後、「もっと早く手術をすればよかった」とおっしゃる方がほとんどです。 山本さんは、「以前の私のように、痛みを我慢しながら生活をしているなら、勇気を出してぜひ手術を受けてみてほしい。『痛みのない世界へようこそ!』という気持ちで、背中を後押ししたいです」とおっしゃいます。
めざましい勢いで、人工股関節置換術は進化を続けています。現在、用いられている人工股関節は耐久性に優れているため、50代以降で人工股関節置換術を受ければ、おそらく一生涯、使用し続けることができるでしょう。
「痛みを抱えながら、渋い顔で何十年も暮らすのか」それとも「手術には勇気や思い切りが必要かもしれないけれど、その後、快活で生き生きとした人生を送るのか」。 変形性股関節症など、股関節周辺の痛みに悩む方は、ぜひ一度考えてみてほしいと思います。
世田谷人工関節・脊椎クリニック
塗山正宏
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