平均月収24万円だが…「正社員なんてバカバカしい」と吐き捨てる「氷河期世代・40代・非正規社員」驚愕の給与額

（※写真はイメージです/PIXTA）

氷河期世代の40代非正規社員の愚痴

――正社員になりたい

そう投稿したのは、40代後半だという非正規社員の男性。厚生労働省『令和4年賃金構造基本統計調査』をみてみると、男性正社員（平均年齢43.5歳）の平均月収（所定内給与額）は35.3万円、賞与も含めた年収は579.8万円。一方で男性非正規（平均年齢52.8歳）の平均月収は24.7万円、年収は353.4万円。その差は月収で10万円強、年収で230万円弱です。仮に男性が非正規社員の平均的な給与を手にしていたら、月収は24万円ほどです。

同年代で、正社員と非正規社員、雇用形態による差は、はじめは大したものではなく、20代前半では月に1.6万円、年収では70万円弱ほど。「ボーナスがあるか、ないか。それくらいでしょ」という差です。

ただその給与差は年齢を重ねるごとに大きくなり、20代後半で年収で100万円差を超え、30代後半には200万円差、男性と同様、40代後半には300万円差に。月収でも15万円ほどの格差が生じ、「ボーナスの差」だけとはいえなくなってきます。