いま話題の「ChatGPT」っていったいなに?
「ChatGPT」という用語を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。ChatGPTとは、最近話題の人工知能(AI)を用いたソフトウェアです。“Chat”という言葉が示すとおり、使用者が単語や文章で質問を投げかけると、チャット形式でコメントを返してくれます。
ためしにChatGPTを使って、「ChatGPTとは?」と質問してみました。すると、以下のような返答がかえってきました。
言語を横断して情報を収集・要約し、質問形式で回答してくれる機能を備えていることがわかります。本稿では、膨大なデータを会話形式でまとめて返答してくれるこのChatGPTを、どのように医療に応用できるのか考察してみます。
AI技術が急速に進歩しているワケ
すでに、AIは研究・開発中心のフェーズから社会実装のフェーズに入っています。このように、近年AI技術が急速に進歩している背景には、「深層学習」技術の向上があります。
「深層学習」とは、人間の脳の神経細胞を模したプログラムのこと。この深層学習を用いることで、AI自らが特徴量を学習し、外見上「人間の知能」のように働くことを可能にしています。
また、このAIの「知能」向上には、人間の学習と同じように「トレーニングデータ」と呼ばれる教育データも重要になってきます。トレーニングデータが正確で膨大な量であるほど、AIの能力も向上します。
ChatGPTにおける「トレーニングデータ」はなんでしょうか。再びChatGPTに質問してみると、
「インターネット上の大規模なテキストデータセットから取得されます。これには、ウェブページ、書籍、記事、ブログ、フォーラム、SNS投稿など、さまざまなジャンルや分野のテキストが含まれています。このデータセットを使って、ChatGPTは多様な知識を学習し、文章生成や質問応答などのタスクに対応できるようになります。
ただし、ChatGPTは教師なし学習手法によって訓練されるため、明示的に正確な情報源や信頼性の高い情報を区別することができません。そのため、モデルは時に誤った情報やバイアスを持つことがあります。また、訓練データは2021年9月までのものであるため、それ以降の情報や出来事については把握していません」
との返答がかえってきました。
つまり、ChatGPTは人間が一生かかっても覚えられないような膨大なデータを学習し、それをまとめて提示してくれる能力を持つ「対話式AI」といえます。
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