2023年、最初の支出は「お年玉」という家庭も多いのではないのでしょうか。そこで気になるのが、「まわりはどれくらいあげているのか」ということ。家計調査から「平均値」をみていきます。
都道府県「お年玉の支出額」最新ランキング…1位「三重県」は47位「北海道」の5倍の予算 (※写真はイメージです/PIXTA)

都道府県「お年玉の支出額」ランキング…1位「三重県」は1世帯当たり1万7,588円

世帯主の収入別にみていくと、収入が多い/少ないは、子どもへのお年玉の額には関係ないようです。

 

【世帯主の収入別「お年玉」支出額】

15万~20万円未満:13,601円

20万~25万円未満:15,444円

25万~30万円未満:8,787円

30万~35万円未満:8,184円

35万~40万円未満:10,573円

40万~45万円未満:10,341円

45万~50万円未満:9,334円

50万~55万円未満:15,852円

55万~60万円未満:10,767円

60万~65万円未満:5,566円

 

出所:総務省統計局『家計調査 家計収支編』(2022年)

※勤労世帯1月の「贈与金」

 

次に世帯主の年齢別にみていくと、年齢が重ねるごとにお年玉の支出額は増え、とりわけ年金世代の支出は大きくなっています。

 

【世帯主の年齢別「お年玉」支出額】

~34歳:5,879円

35~39歳:5,897円

40~44歳:6,093円

45~49歳:9,503円

50~54歳:10,718円

55~59歳:10,706円

60~64歳:18,246円

65~69歳:18,334円

70歳~:16,843円

 

出所:総務省統計局『家計調査 家計収支編』(2022年)

※勤労世帯1月の「贈与金」

 

さらに都道府県別にみていきましょう。最もお年玉の支出額が多いのは「三重県」で1万7,588円。全国平均の1.6倍の支出額となっています。続いて「群馬県」「沖縄県」「福井県」「岩手県」と続きます。一方で最も少ないのが「北海道」で3,648円。全国平均の3割程度の支出額です(関連記事:『都道府県「1世帯当たりのお年玉支出額」ランキング…「家計調査/2022年」』)。

 

【都道府県別「お年玉」支出額、上位5/下位5】

1位「三重県」17,588円

2位「群馬県」15,194円

3位「沖縄県」13,814円

4位「福井県」13,753円

5位「岩手県」13,392円

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43位「島根県」5,707円

44位「埼玉県」5,396円

45位「秋田県」5,203円

46位「山形県」3,919円

47位「北海道」3,648円

 

出所:総務省統計局『家計調査 家計収支編』(2022年)

※勤労世帯1月の「贈与金」

 

家計調査は県庁所在地ごとの調査で、地域の実情とはズレがある可能性がありますが、1位「三重県」と47位「北海道」には5倍弱の差がありました。お年玉は、お正月の過ごし方や家族構成、風習などで支出額に地域差が生じると考えられます。

 

子どもたちが1年に1回、楽しみにしているお年玉。喜ぶ顔を思い浮かべながらお金を入れていくのも、楽しい時間です。