その発熱、ストレスが原因かも…「心因性発熱(機能性高体温症)」の原因と対処法【医師が解説】

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その発熱、ストレスが原因かも…「心因性発熱(機能性高体温症)」の原因と対処法【医師が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

ストレスで熱が出たという経験がある人は多いのではないでしょうか。周りから仮病ではないかと疑われたり、「気のせい」だと無理してしまったりしがちですが、じつは「機能性高体温症」という病気の可能性があると、高座渋谷クリニック院長の武井智昭先生はいいます。その症状と原因、治療法について詳しくみていきましょう。

発熱は「休め」のサイン

機能性高体温の治療は、ストレスを減らすための生活指導・心理治療がメインです。薬物治療の対象は生活に支障が出ている部分への対応となります。

 

微熱・倦怠感の場合は補中益気湯(ほちゅうえっきとう)・十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)といった漢方薬や抗不安薬、SSRIなどの抗うつ薬が有効となります。不眠がある場合には睡眠導入剤が、動悸が強い場合にはβ遮断薬などが投与される場合もあります。

 

心理療法の場合、原因となる対人関係や職場環境を確認して、学業・仕事・家事のペースダウンを行い、「発熱は体・心のSOSであり、休めというサイン」であることを理解したうえで、精神的ストレスの低下を図ります。気分転換のための休暇や趣味を見つける、入浴する、十分な睡眠をとるなどの休息が重要です。

 

<参考URL>

ストレスによる高体温症(テルモ株式会社)

http://www.terumo-taion.jp/health/stress/01.html

 

 

武井 智昭

高座渋谷つばさクリニック 院長

 

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