株式投資には興味があるけれど、「どの会社の株を買えばいいかわからない」「銘柄の選び方がわからない」などの不安から、一歩を踏み出せないという人は少なくありません。そこで、タレントとして活躍し、投資家・実業家としての顔も持つ杉原杏璃氏が、初心者でも実践可能な「個別株の選び方」を解説します。
どの会社の株を買おうかな…タレント・杉原杏璃が教える「個別株」の選び方 (※写真はイメージです/PIXTA)

購入する銘柄を決めたら…注文するときに大事な「3つ」のこと

最後に個別株の買い方のポイントを説明しますね。

 

株を購入注文するときは証券会社のホームページで、まずその会社の「板(気配とも呼ばれます)」と呼ばれる情報を確認します。「板」には売りたい人や買いたい人がどのくらいいるか、株価の状況などがリアルタイムで掲載されています。銘柄を決めたら、注文します。そのとき入力するのは、

 

①何株注文するか

②いくらで注文するか

③注文の有効期限

 

大事なのはこの3つです。

 

ポイント①何株注文するか

著者の杉原杏璃氏 写真提供:株式会社フィット
著者の杉原杏璃氏
写真提供:株式会社フィット

株は銘柄ごとに100株、1000株など売買単位が決められています(今はほとんどが100株単位)。この単位ごとのセット販売が基本なので、売買単位が100株の場合は、100株か200株か300株かというように100の倍数で注文します。

 

ポイント②いくらで注文するか

注文画面には「成なりゆ行き」と「指値」の2つがあります。値段を指定する「指137値」での注文が一般的です。100円で買いたい場合は、100と入力。それは「100円以下で購入希望」と注文したことになります。120と入力したら「120円以下で購入希望」というわけです(なので場合によっては入力金額より安く買えるということもあります)。 

 

「成行」は値段を問わずとにかくすぐに買いたい(売りたい)ときの注文方法です。急な支出があり、急いで売りたいときは、「指値」よりも優先的に売買が成立するので「成行」で注文することになります。ただ、価格の設定がないので、法外な値段で買うことになったり、すっごく安い価格で売ることになったりするリスクがあります。

 

ポイント③注文の有効期限

注文の有効期限を決めることができます。本日中を選択すると「注文を出した当日のみこの注文は有効です」ということです。希望の「指値」でその日に決まらなかったら、注文は失効します。今週中を選択すると注文は金曜日まで継続されます。

 

この期間の設定は証券会社で違いがありますので確認してください。

 

 

杉原 杏璃

投資家/タレント/実業家