(※写真はイメージです/PIXTA)

薄毛が気になりAGA治療を始めてみたものの、効果を実感できずに途中でやめてしまう人も少なくありません。いつになったら薄毛が治るのか、そもそも効果は出ているのか……不安になると、治療のモチベーションも下がってしまいます。実際、治療開始から半年~1年は鏡で確認しても効果を実感しにくいと、東京メモリアルクリニックの栁澤正之院長はいいます。薄毛治療の効果を確実に実感できる方法について、栁澤院長が解説します。

治療開始「直後」から進行予防効果は始まっている

高い薬なのに効果が出るまでそんなに時間がかかるのか、と悲観する方もいらっしゃるかもしれませんが、1番大事なAGA進行予防効果は内服直後から始まっています。
AGAというのは、遺伝を含めた「ご本人の体質」として薄毛が進行するものです。

 

AGAの根本的治療薬であるフィナステリド・デュタステリドの効果は、まずAGAの進行を止めることから始まります。しかし薄毛の進行が「止まった」というのは目には見えない効果ですので、(もちろん顕微鏡でもわかりません)実感することはできません。

 

治療2~3ヵ月目で産毛の変化もあまり見られないという時期でも、「進行していない」ことが1つの効果だと思って、これから年単位で改善してくることに期待してください。

 

また、一応追記しておきますが、世間やインターネットでよくいわれている「進行を止めるだけ」というのは間違った情報です。フィナステリド・デュタステリドには確実にAGAを改善させる効果が証明されていますので、勘違いしないようにしてください。

疑心暗鬼になりがちだが…「思い込み」は厳禁

人間の感覚というのはあいまいなもので、簡単に思い込みに左右されてしまいます。

 

「良くなった」と思って鏡を見れば若干良くなって見えたりもしますが、薄毛が心配な方は「悪くなっていないかな」と思って恐る恐る鏡を見てしまい、悪くなったように感じてしまうことが多いようです。

 

AGA治療を開始して1年ほどで明らかに薄毛が改善していたとしても、「もとからこのくらいだった」とか「抜け毛が増えて悪くなっている」と思い込んでしまう方も少なくありません。

 

筆者のクリニックでも治療1年目で「悪くなった」と思い込んで来院される方が多いですが、写真を比べてお見せすることで効果に初めて気づき、皆さん驚きつつ喜んで帰って行かれます。

 

なかには、ご家族や久しぶりに会った友人・知人から「良くなった」と言われて気づく方もいるようですが、ただのお世辞に感じてしまう人もいることでしょう。ただでさえ高いお金を出して治療を行っているのですから、効果が実感できなければ疑心暗鬼になってしまうのも当然です。

 

1年どころか、2~3ヵ月で効果が実感できないと言って治療を止めてしまい、結果的に薄毛が進行してしまう方も少なくありません。

 

せっかく薄毛にならずに済む機会を得たのに、みすみす逃してしまっては将来後悔しても失った髪の毛は戻ってきません。

 

適切な治療とともに、確実な効果確認も行ってみてください。

 

 

栁澤 正之

東京メモリアルクリニック

院長

 

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