「食後の腹痛」は要注意…意外と怖い胆石、発症しやすい人の特徴とその治療法【医師が解説】

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「食後の腹痛」は要注意…意外と怖い胆石、発症しやすい人の特徴とその治療法【医師が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

胆石は、人口の10%以上が持っているといわれる身近な病気です。ほとんどの人は無症状ですが、激しい腹痛を伴う別の病を引き起こし、場合によっては手術にいたることもあると、森山記念病院の副院長、本橋英明氏はいいます。今回は、意外と怖い胆石について本橋副院長が詳しく解説します。

胆石について

腹部超音波検査でよく指摘される胆石ですが、どのように対応したらいいのか判断に迷う方も多いと思います。多くは無症状ですが、胆石が原因で激しい腹痛を起こし、救急車で搬送される方もいます。

 

そんな胆石の保有者は、最近のデータはありませんが、1993年には人口の10%を超え(厚生統計協会より)肥満傾向の高まりとともに現在はもっと増加していると予想されます。

 

どんな人がなるの?

胆石症の危険因子は、古くから5F(Forty:年齢、Female:女性、Fatty:肥満、Fair:白人、Fertile:妊娠・出産)といわれていますが、脂質異常症、胃手術歴、ダイエットなども危険因子と考えられています。実際に当院で腹腔鏡下胆嚢(たんのう)摘出術、通称ラパコレを行う患者さんも肥満の方が多い傾向にあります。

 

胆石による胆石発作・胆嚢炎の症状

特徴的なのは食後に腹痛を起こすことです。他の症状としては、右上腹部痛・違和感、背部痛、吐き気、嘔吐などがあげられます。

 

食事(特に高脂肪食)をすることにより、胆嚢内に蓄えられた胆汁を十二指腸に排出するために胆嚢が収縮し、胆石が引っ掛かる(嵌頓といいます)と胆嚢内圧が上昇し上腹部に激痛をおこします。これを胆石発作といい、しばらくすればおさまることが多いです。

 

しかし、胆嚢炎になり細菌感染を合併すると高熱がでて、さらにひどくなればショック状態となることもあります。稀ではありますが胆石がなくても胆嚢炎を起こすことがありますので、ご自身に胆石がないからといって安心してはいけません。

胆石の検査法

胆石の診断で体に負担のかからない検査の代表が腹部超音波検査です。健康診断でも必ず行われ、胆石ははっきりと描出されます。CT検査は同様に診断力に優れますが放射線被ばくの問題があり頻回におすすめするものではありません。MRIは胆嚢やそれにつながる胆管の検査としての描出力に優れ、放射線被ばくもない検査となります。

 

CTやMRIは胆嚢炎や胆嚢癌の診断では必ず必要な検査となりますので、胆石を指摘され再検査となった方、また症状のある方は医師とご相談することをおすすめします。

胆石の治療法

胆石発作については内科的治療が第1選択となります。胆嚢の収縮を抑える抗コリン薬(ブスコパン)や消炎鎮痛剤(ロキソニンなど)を使用します。胆嚢炎に対しては抗菌薬の投与をおこないます。

 

飲み薬でおさまらない場合は、胆汁を排出させる処置(ドレナージ)をします。これには体表から針を刺す方法(経皮経肝胆嚢ドレナージ)と内視鏡を用いて胆汁を十二指腸へドレナージする方法(内視鏡的胆嚢ドレナージ)などがあります。もちろん緊急でラパコレをすることも選択肢となります。

 

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。

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