不動産投資では、金融機関から不動産投資ローンの融資を受けてマンションなどを購入し、月々の家賃収入から不動産投資ローンを返済します。ローンを少しでも早く完済したい場合、対策の1つとして出てくるのが「繰り上げ返済」ですが、そこにデメリットはないのでしょうか。みていきましょう。
不動産投資ローンの「繰り上げ返済」で早期完済を目指す…デメリットはないのか? (※写真はイメージです/PIXTA)

マンション投資における繰り上げ返済とは

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「繰り上げ返済」とは、現在借り入れしている不動産投資ローンを前倒しで返済していくことを言います。繰り上げ返済方法は主に2種類あります。

 

返済方法①:返済額軽減型

「返済額軽減型」は不動産投資ローンを一部繰り上げ返済した後、返済期間はそのままで月々の返済額を減らす方法です。月々の返済額が小さくなるためキャッシュフローの改善を見込めます。

 

返済方法②:期間短縮型

「期間短縮型」は不動産投資ローンを一部繰り上げ返済した後、その後の月々の返済額は変えず、返済期間を短くする方法です。返済期間が短くなるため、利息の削減効果が大きい返済方法と言えます。

 

マンション投資で繰り上げ返済するメリット

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次に繰り上げ返済のメリットを3点ご紹介します。

 

繰り上げ返済のメリット① 不動産投資ローンの返済総額を減らすことができる

繰り上げ返済を行うことでローンの元本が小さくなります。金利は元本にかけて算出されるため、最終的に支払う利息分の金額が小さくなるためです。その結果、返済総額を減らすことが可能です。

 

繰り上げ返済のメリット② 返済期間を短縮できる又は毎月の返済額を減額することができる

ご自身が選択した繰り上げ返済の種類によって、「月々の返済額の軽減」か「返済期間の短縮」のどちらかの効果を得ることができます。

 

繰り上げ返済のメリット③ 金利変動リスクを低減できる

近年、低金利が続いていましたが、2022年に入ってから金利上昇可能性のニュースをよく見かけるようになりました。金利上昇は変動金利型で不動産投資ローンを組んだ場合に影響が出ます。繰り上げ返済によって、低金利のうちに元金を減らすことができれば、今後金利が上昇したとしてもその影響をできるだけ抑えることができます。