不動産投資では、金融機関から不動産投資ローンの融資を受けてマンションなどを購入し、月々の家賃収入から不動産投資ローンを返済します。ローンを少しでも早く完済したい場合、対策の1つとして出てくるのが「繰り上げ返済」ですが、そこにデメリットはないのでしょうか。みていきましょう。
不動産投資ローンの「繰り上げ返済」で早期完済を目指す…デメリットはないのか? (※写真はイメージです/PIXTA)

マンション投資で繰り上げ返済するデメリット

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繰り上げ返済のデメリットは以下の4点です。

 

繰り上げ返済のデメリット① 手数料がかかる

不動産投資ローン期間中の繰り上げ返済には手数料がかかるケースがほとんどです。残っている元金に対して数%など、金融機関によって手数料の設定方法が異なるため必ず確認をしましょう。

繰り上げ返済のデメリット⓶ 貯蓄額が減る

繰り上げ返済をすることはある程度の額をまとめて返済することになるため、手元の貯蓄額が減ることを意味します。マンションには経年劣化や天災リスクなど、想定されるリスクがたくさん存在します。中には100万円の出費が発生することも十分に考えられるためリスク対策用のお金は手元に残しておきましょう。また生活面で万が一の事態が起きた場合にも備えておく必要もあります。

 

繰り上げ返済のデメリット③ 金融機関からの評価

融資を受ける場合、手元資金が多い方が金融機関の評価が高くなります。繰り上げ返済を行うと、前述したとおり貯蓄が減るため、審査が不利になる可能性があります。特に追加でマンション投資を考えている場合は避けるべきです。繰り上げ返済は本当にこのタイミングで実施するべきなのか検討しましょう。

 

繰り上げ返済のデメリット④ 低金利の場合は効果が少ない

低金利の場合、利息の総額が少ないため繰り上げ返済をしても効果は小さくなります。しかし、メリットでも述べたように金利上昇の兆しも現在あるため、何の対策のために繰り上げ返済を行うのか検討する必要があります。

 

まとめ

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マンション投資の繰り上げ返済は、手持ち資金とのバランスが重要

 

マンション投資における繰り上げ返済は様々なメリットもありますが、デメリットも存在します。繰り上げ返済を行う上で1番大切なことは、自己資金と繰り上げ返済のバランスです。常にどれくらいの手持ち資金があればマンション投資を問題なく運用できるのか検討し、余裕を持ったマンション投資を行うようにしましょう。