資産形成で投資を始める際、「年収がいくら以上ないと始めることができない」という境界は明確にはありませんが、もし年収が1,000万円あるなら、不動産投資という選択肢も。みていきましょう。
格差は広がるばかりか…「年収1,000万円」が「リスクを抑え、効率よく資産を増やせる目安」という現実 (※写真はイメージです/PIXTA)

年収1,000万円でも融資が有利とは限らない

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銀行から融資を受けるためには個人の「属性」が非常に重要になります。

 

属性とは、融資を申し込む本人の社会的・経済的状況のことで、金融機関が融資の可否や条件を判断する際の「信用」を図るものになります。属性が良いと判断されれば有利な条件で融資が通る可能性が高くなりますが、そうでなければ融資を受けることさえ難しくなります。

 

先ほど説明した年収も属性の一つです。正確に言うと、本人の職業が審査の対象となり、勤務先、勤続年数、そして年収もここに含まれます。属性が高く評価されるのは収入が高く定年がない医師や士業、倒産や失業の可能性の低い公務員です。サラリーマンの場合は、年収よりも上場企業か非上場かの方が安定性という意味で評価対象になる場合もあります。

 

その他には、賃貸より持ち家の方が生活基盤は安定していると評価されたり、連帯保証人になる配偶者がいた方が有利になるケースや、手元資金が多い方がもしもの時に自己資金で返済できるため評価が高くなる傾向があります。

評価の上げ方

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金融機関から融資を引き出すには、とにかく「安定していること」「もしもの時に対応できる資産があること」が重要になってきます。そして、融資限度額を引き上げるには、自らの評価を上げていく必要があります。

 

たとえば、クレジットカードを持っている場合、キャッシング枠が多いとそれだけ「借金ができる」とみなされ評価が下がる可能性があります。使わないカードは解約するか限度額を引き下げておくようにしましょう。

 

収入という面では、「多ければ評価も上がる」と誤解されがちですが、転職回数が多い、副業の収入が高いなどは、安定しているとはみなされないため、評価されません。副業の収入が高いからと言って本業を辞めてしまうと一気に評価が下がる可能性があるので注意が必要です。

 

また、住宅ローンがある場合は、借り換えで金利を低くできれば収支が改善されるとみなされ審査が通りやすくなることも考えられます。インターネットの無料借り換え診断サービスなどを利用して収支改善できるか調べてみるといいでしょう。

おわりに

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年収が1000万円ともなれば、不動産投資なら複数の物件を所有して効率よく運用し、さらに、リスクを分散することもできます。

 

不動産投資の目的は物件を購入することではなく、長期に渡り安定した利益を得ることにありますので、思うように資産形成を行うためにも融資時の評価はもちろんですが、正しい知識を得ることが何よりも重要です。