(※写真はイメージです/PIXTA)

変形性膝関節症は、「50歳以上の2人に1人が発症している」といわれるほど一般的な疾患です。加齢とともに膝の痛みが現れやすいため、「年だから仕方ない」と諦めている人も多いのではないでしょうか? しかし、膝に痛みや違和感があると日常生活が制限されてしまい、生活習慣病につながることもあると、世田谷人工関節・脊椎クリニックの塗山正宏先生はいいます。治療法や家で簡単にできる予防法についてみていきましょう。

日常生活の小さな心がけが膝を守る

加齢とともに症状が出やすい変形性膝関節症は、日常生活を少し改善するだけで予防に繋がります。

 

・生活を「和式」ではなく「洋式」にする
頻繁に正座をする生活は、膝に負担をかけます。できれば椅子に座るなど、洋式の生活を心がけましょう。

 

・すり減った靴を使わない
靴底がすり減っていると、クッション性が乏しく膝に負担をかけてしまいます。硬い靴も同様で、歩くときに反動で膝への衝撃が大きくなってしまいます。クッション性が高い靴を選びましょう。

 

・膝に違和感があるときはランニングやウォーキングは控える
ランニングやウォーキングは、着地のとき膝に大きな衝撃を与えます。また、ゴルフやテニスも膝をひねる動作が多く、膝に負担をかけがちです。膝に違和感を感じるときは、これらのスポーツを控えましょう。

 

また、太り気味の人は減量をして、膝に負担をかけないようにしましょう。BMIが25を超える人は要注意です。

 

膝の健康を守るのは、毎日の小さな心がけです。ぜひ、いくつになっても元気に歩ける体を維持するために、「ちょっと早いかな?」と思うかもしれませんが、40代のうちから生活を見直すことをおすすめします。

 

 

塗山 正宏

世田谷人工関節・脊椎クリニック

院長

 

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。