日常生活の小さな心がけが膝を守る
加齢とともに症状が出やすい変形性膝関節症は、日常生活を少し改善するだけで予防に繋がります。
・生活を「和式」ではなく「洋式」にする
頻繁に正座をする生活は、膝に負担をかけます。できれば椅子に座るなど、洋式の生活を心がけましょう。
・すり減った靴を使わない
靴底がすり減っていると、クッション性が乏しく膝に負担をかけてしまいます。硬い靴も同様で、歩くときに反動で膝への衝撃が大きくなってしまいます。クッション性が高い靴を選びましょう。
・膝に違和感があるときはランニングやウォーキングは控える
ランニングやウォーキングは、着地のとき膝に大きな衝撃を与えます。また、ゴルフやテニスも膝をひねる動作が多く、膝に負担をかけがちです。膝に違和感を感じるときは、これらのスポーツを控えましょう。
また、太り気味の人は減量をして、膝に負担をかけないようにしましょう。BMIが25を超える人は要注意です。
膝の健康を守るのは、毎日の小さな心がけです。ぜひ、いくつになっても元気に歩ける体を維持するために、「ちょっと早いかな?」と思うかもしれませんが、40代のうちから生活を見直すことをおすすめします。
塗山 正宏
世田谷人工関節・脊椎クリニック
院長
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