(※写真はイメージです/PIXTA)

変形性膝関節症は、「50歳以上の2人に1人が発症している」といわれるほど一般的な疾患です。加齢とともに膝の痛みが現れやすいため、「年だから仕方ない」と諦めている人も多いのではないでしょうか? しかし、膝に痛みや違和感があると日常生活が制限されてしまい、生活習慣病につながることもあると、世田谷人工関節・脊椎クリニックの塗山正宏先生はいいます。治療法や家で簡単にできる予防法についてみていきましょう。

医師推奨!予防・悪化防止に効果的な「運動療法」

変形性膝関節症の発症を予防したり、またすでにある違和感を悪化させないためには、太腿の前側にある大腿四頭筋と、ハムストリングス(半腱様筋・半膜様筋・大腿二頭筋の総称)を鍛えるのがポイントです。これらを効率よく鍛える運動療法を紹介しますので、ぜひ毎日の習慣にして、膝の健康を保ちましょう。

 

1.タオルを使って大腿四頭筋を刺激

床に座り、脚をまっすぐ伸ばす。筒状に丸めたタオルを軽く曲げた片膝の裏に置いた状態から、ゆっくり脚を前へ伸ばし、膝でタオルを床へ押し付けて5秒キープしたら膝を緩める。同じことを10〜20回繰り返す。反対脚も同様に行う。

 

2.両脚の上げ下げで太腿の筋力をアップ

仰向けに寝て、両脚をまっすぐにそろえ、脚を伸ばした状態のまま足先を天井へ上げる。お腹に力を入れ、両脚をゆっくり上げ下げする。下げたときはかかとを床につけないようにして、10〜20回繰り返す。

 

両脚同時に上げ下げするのが難しければ、片膝を折り曲げ、片脚ずつ行ってもよい。

 

3.スクワットで下半身の筋肉を全体的に強化

椅子に浅く腰掛け、両手を胸の前で組む。座面からお尻を15cmくらい持ち上げて1秒キープし、ゆっくり椅子に腰かける。この動作を10〜20回繰り返す。立ち上がるときにふらつく人は、椅子を前に置き、背もたれをつかみながら行う。

 

これらの動きを毎日、朝晩1回ずつ行ってみましょう。継続して行うことで確実に膝を守る筋肉が育ち、変形性膝関節症を予防したり、進行を遅らせたりする効果が期待できます。

 

ただし、一気に運動強度をあげると膝に痛みが生じたり、違和感が強くなったりすることがあるので、様子をみながら少しずつ強度を上げたり、回数を増やしたりしていきましょう。

 

2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>

 

注目のセミナー情報

​​【税金】11月27日(水)開催
~来年の手取り収入を増やす方法~
「富裕層を熟知した税理士」が考案する
2025年に向けて今やるべき『節税』×『資産形成』

 

【海外不動産】11月27日(水)開催
10年間「年10%」の利回り保証
Wyndham最上位クラス「DOLCE」第一期募集開始!

次ページ日常生活の小さな心がけが膝を守る

※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。