(※写真はイメージです/PIXTA)

新型コロナウイルス感染症の爆発的な蔓延による医療逼迫。少子高齢化、増え続ける医療費、社会保障費。こうしたなかで、国民一人ひとりが健康を保ち、病気を未然に防ぐことは、日本を救うといっても過言ではありません。未病を保つために欠かせない健康診断について、MYメディカルクリニック横浜みなとみらいの山本康博院長が解説します。

健康診断前日…「サプリ」や「ビタミン剤」もNG

また、医師から毎日飲むよう指示されている処方薬は通常通り飲んで構いませんが、サプリなどのビタミンC剤や総合ビタミン剤は尿検査に影響するため、この日は服用してはいけません。

 

受診の当日は、起床後、朝食・お茶・ガム・飴など、食べ物や水以外の飲み物は一切口にしないように気をつけましょう。水・白湯のみ、午前6時くらいまでは200mL以下なら飲んでも構いません。

 

胃のバリウム検査や内視鏡検査を受けない場合でも、血液検査などに影響する可能性がありますので、同じように絶食が必要です。

 

医師から毎日飲むよう指示されている処方薬に関しては、事前に医師と相談しておき、200mL以下の水で飲みましょう。とくに、血圧や心臓の薬に関しては必ず服用します。

 

ただし、糖尿病の薬や注射はインスリン(食後血糖値を下げるためのホルモン)に関するものなので、食事をしていないこの朝だけは服用・注射をしないでください。また、胃の検査を受ける場合、受診の2時間前までに薬の服用を済ませておくようにしましょう。

健康診断結果…A以外は再検査が必要?

健康診断の結果はアルファベットであらわされますが、それぞれの意味を紹介します(表記は健康保険組合によってやや異なることがあります)。

 

A.異常なし 

今回の検査では、異常は認められませんでした。

 

B.略正常(軽度異常)

検査の結果、軽度の異常が見られましたが、特に問題となるものではありません。

 

C.要経過観察/要生活改善 

病気へと進行する可能性があるので、生活習慣の改善をしながら、次回の健診で経過をみてみましょう。所見によっては日常生活で改善する可能性もあります。

 

D.要精密検査・治療

精密検査や治療が必要な段階でした。早めに医療機関を受診してください。

 

E.治療中/医療機関で経過観察中

引き続き治療を継続してください。

 

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。