平均月収46万円…勝ち組会社員「退職金、少なっ！」悲劇的な大誤算

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同じ大卒でも、生涯賃金で1億円の格差も

――同じ大卒。スタートラインは一緒だったはずなのに

そう、ため息をついた経験のある会社員は多いのではないでしょうか。ひと口に会社員といっても、その給与については、さまざまなところで格差が生じます。

そもそも学歴によって、給与は大きく異なります。高卒サラリーマンの平均月収は33.2万円、推定年収は478万円。それに対して大卒サラリーマンは平均月収41.7万円、推定年収は631万円。高校卒業時、「進学する／しない」で、65歳まで働くとした生涯年収は6,000万円強、およそ家一軒分の差がつく計算です。

同じ大学を卒業したとしても、そのあとの進路で給与差は歴然。業種別にみていくと、最も平均月収が高いのが「電気・ガス・熱供給・水道業」で、月収46.3万円、推定年収717万円。一方で最も平均月収が低いのが「宿泊業、飲食サービス業」で、月収33.7万円、推定年収は454万円。生涯年収には1億円以上の差が生じます。

さらに企業規模でも給与差は大きいものになっています。従業員1,000人以上規模の大企業の場合、平均月収は46.2万円、推定年収は718万円。一方、従業員10～99人規模の中小企業の場合、平均月収は36.4万円、推定年収は521万円。生涯年収で、8,000万円を超える差が生じています。