アメリカ・ニューヨークで新婚生活を送る、小室圭さん・眞子さん夫妻。今月末には、3回目の司法試験に挑むとあって注目が高まっています。そんな二人には否定的な声も目立ちますが、なかには批判しても仕方がないことも。みていきましょう。
小室圭さん・眞子さん夫妻…3回目の司法試験後も「特別待遇は変わらない」やむをえない事情 (写真はイメージです/PIXTA)

小室圭さん・眞子さんへの警護は、ニューヨークでも日本国内でも生涯続く

さらに注目されたのが、小室圭さん・眞子さんに対する特別待遇。眞子さんは皇族を離れたわけですから、一般の国民と同じ。とはいえ。眞子さんは元皇族であり、小室圭さんはその夫。国としても「皇族を離れたのだから、あとはご自由に」とはいかないでしょう。

 

ふたりがすむレジデンスは外務省が職員のために借りているもので、小室圭さん・眞子さんの家賃負担は実質ゼロとか、ふたりのビザについて政府が融通しているとか、ふたりの警護に年数億円の費用がかかっている、など、真意はさておき、さまざまな報道がされています。

 

特に注目されているのは、ふたりの警護。専門家からは「邦人援護の観点で仕方がないこと」という声が多くきかれます。

 

そもそも「邦人援護」は、たとえば、事件、事故の被害に遭い自助努力のみでは対応できない、緊急な対応を要する等の場合、大使館や領事館が援助や助言をしています。また病気、特に緊急入院したような場合、自然災害や騒乱、大規模な事故が発生した場合、さらに所持金を紛失し八方塞がりの場合なども、援助や助言をしているそうです。

 

外務省『海外邦人援護統計 2020年(令和2年)版』によると、2020年の邦人の援護件数は2万1,762件で前年比7.23%増。新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより邦人援護件数は増えましたが、往来が減ったことで、「強盗・窃盗・詐欺」(前年比74%減)、「遺失・捨得物」(前年比74%減)、「所在調査」(前年比96%減)と、従来のものは大きく減っています。

 

このようにみていくと、小室圭さん・眞子さんの警護は、従来の「邦人援護」の案件から大きく外れているように思えます。このことも火に油を注いでいる要因だといえそうです。

 

今後、ふたりへの特別待遇がなくなるかといえば、眞子さんが「元皇族」という事実は変わらないので難しいでしょう。たとえば上皇ご夫妻の長女、黒田清子さん。2005年にご結婚された際、「個人警戒対象者」に指定され警察庁が警護を続けました。警視庁は「皇族を離脱されても国内にいる限り警護するのが我々の仕事」としています。

 

海外にいる小室圭さん・眞子さんは警視庁の守備範囲ではないので、外務省などが動くでしょうし、もし帰国となれば、警視庁あたりが警護にあたると考えられます。

 

——小室圭さん・眞子さんへの特別待遇はけしからん!

 

よく耳にする批判ではありますが、多かれ少なかれ、特別待遇は続いていくといえそうです。