同じ時間働いて減給か、就業時間延長で現状維持か…シビアすぎる「医師の給与事情」 (※写真はイメージです/PIXTA)

激務高給なイメージの「医師」という職業。以前は徹夜明けの外来、手術や連日の「36時間勤務」など、心身ともに疲労困憊、綱渡り状態で診療を実施していたといいます。そのようななか、本記事では、医師を取り巻く現状と、「働き方改革」で変わりつつある医療現場について、武井氏が解説します。

「徹夜で手術」も当たり前…異常な「昔の医療現場」

近年は、様々な業種においてブラック企業・過労死などの問題がクローズアップされています。その背景としては介護や育児などの家庭環境の変化や、右肩上がりではなくなった日本の経済状況があります。さらに、2020年からの新型コロナウイルス感染拡大により、「社畜」とも揶揄され、美学とされてきた従来の働き方に対しての考え方が変わってきました。

 

一部の企業では副業・兼業も可能となり、長期の休暇や週休3日制度を導入しています。こうした状況から、医師の働き方に関しても罰則規定を設けて2024年から規制が導入されることになりました。

 

2019年4月から政府が主導となり「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律(通称:働き方改革関連法)」が施行されましたが、医師に関しては勤務環境の改善や、医療という特殊な側面があり、5年間の猶予が与えられていました。本格的な施行と運用は2024年4月から開始となります。

 

皆様が患者として健診センター、クリニック、急病時に病院を受診する場合、自分の体調やコンディションを相談することが目的です。

 

その一方で、診療を担当する医師の体調はどうか……患者側の立場としては、心身ともにコンディションが良好である医師に診療、手術などの処置をしてほしい、医療事故を減らし良質の医療を提供してほしいという希望は、もっともな話です。

 

近年では減少しておりますが、これまでは、ほぼ一睡もしていない当直明けの医師が外来診療・病棟処置・手術などを行うことが常態化していました。筆者も2日間連続36時間労働に関して疑問を持ちながら、心身ともに疲労困憊の、綱渡りの状態で診療を実施していました。

 

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高座渋谷つばさクリニック 院長

小児科医・内科医・アレルギー科医。2002年、慶応義塾大学医学部卒業。多くの病院・クリニックで小児科医・内科としての経験を積み、現在は高座渋谷つばさクリニック院長を務める。感染症・アレルギー疾患、呼吸器疾患、予防医学などを得意とし、0歳から100歳まで「1世紀を診療する医師」として地域医療に貢献している。

著者紹介

連載現役医師が解説!様々な「カラダの不調」への対処法

※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。

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