現代人の3人に1人が「ドライアイ」…チェックリストと対処法【専門医が解説】

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現代人の3人に1人が「ドライアイ」…チェックリストと対処法【専門医が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

仕事場でも家でも、生活においてスマホやパソコンが手放せなくなった現代……眼には大変な負担がかかっています。オフィスワーカーの3人に1人は「ドライアイ」になっているといわれる現代の日本。森山脳神経センター病院眼科部長の濱田真史先生が、「ドライアイ」にみられる「11」のサインとあわせて、対処法を解説します。

詳しく知りたい!病院でできる検査と治療法

検査法

 

受診された場合、以下の2つの方法でドライアイかを検査します。どちらの検査も外来診療の際に比較的簡便かつ短時間で行うことが可能です。

 

■シルマー試験
涙の分泌量を調べる検査で、専門の濾紙を瞼の縁に置いて5分間での分泌量を測定します。

 

■蛍光色素検査
フルオレセインという蛍光色素を目に付け、スリットランプという顕微鏡を使って観察します。傷のある部分が染色されます。また、涙の安定性を調べるためにBUT(tear break up time:涙液層破壊時間)を計測します。目を開けたままの状態で涙液層が破綻する時間を計測します。

 

治療方法

 

ドライアイの治療には、主に以下の3つの方法があります。

 

■点眼薬
点眼薬は人工涙液、ヒアルロン酸製剤、副腎皮質ステロイド点眼、血清点眼、ムチン分泌促進剤、ムチン産生剤等を単剤もしくは組み合わせて使用します。

 

■サプリメント
オメガ3脂肪酸内服に関しては自覚症状や涙液層の安定によいとされていますが、サプリメントに属します。

 

■涙点プラグ
涙の排出口である涙点をシリコン製のプラグやコラーゲンで蓋をし、排出を止めて涙を確保します。

ドライアイを防ぐには「休憩」と「加湿」

ドライアイを予防するには、先述したドライアイを引き起こす原因をなるべく減らすことです。たとえば長時間のVDT作業や運転はまばたきの頻度が減ってしまい、ドライアイを悪化させてしまいます。休憩を入れつつ、できるだけ短時間で済ますなどの工夫で予防しましょう。

 

また、目の保湿のために部屋に加湿器を置くことやエアコンの設定を変えるのも効果的です。風を避けるための眼鏡の着用もよいとされています。

 

ドライアイ研究会から提案されている「涙によいとされること」(まばたきの回数を意識的に増やす、よく笑う、運動する、深呼吸するなど)を行うのもおすすめです。

 

「ドライアイ」はその患者さんごとにさまざまな原因があり、その方に合った治療をすることで症状を軽減することができます。心当たりのある方はぜひお近くの眼科にご相談ください。

 

 

森山脳神経センター病院

濱田 真史

 

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。