現代人の3人に1人が「ドライアイ」…チェックリストと対処法【専門医が解説】

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現代人の3人に1人が「ドライアイ」…チェックリストと対処法【専門医が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

仕事場でも家でも、生活においてスマホやパソコンが手放せなくなった現代……眼には大変な負担がかかっています。オフィスワーカーの3人に1人は「ドライアイ」になっているといわれる現代の日本。森山脳神経センター病院眼科部長の濱田真史先生が、「ドライアイ」にみられる「11」のサインとあわせて、対処法を解説します。

日々眼を守る「涙」と「まばたき」のはたらき

涙は水とムチン(粘液)の液層、油層から成り立っています。

 

眼球の耳側上方にある涙腺という組織で産生され、まばたきで眼の表面に行き渡ります。結膜からムチンが作られ、上下まぶたの縁にあるマイボーム腺から排出された脂とそれぞれが混ざり合うことで涙は安定し、眼の表面を覆って眼を乾燥や感染から守るバリアのようなはたらきをしています。

 

また、まばたきは涙の分泌を促すために刺激を与え、涙を眼の表面に均等に行き渡らせるはたらきを担っています。

当てはまったら要注意…「ドライアイ」チェックリスト

涙は液層、油層それぞれがバランスを保つことで安定しますが、ドライアイになるとこの安定性が崩れ、蒸発しやすくなります。また、乾燥することで眼の表面に傷がつき、「痛み」や「異物感」につながるわけです。

 

眼の乾燥感だけでなく、ゴロゴロなどの異物感、痛み、かすみ、疲労感などさまざまな症状あり、場合によっては視力低下をきたすこともあります。

 

「ドライアイ」セルフチェックリスト

 

  1. 目が疲れる
  2. 目が乾いた感じがする
  3. ものがかすんで見える
  4. 目に不快感がある
  5. 目が痛い
  6. 目が赤い
  7. 目が重い感じがする
  8. 目がかゆい
  9. 光を見るとまぶしい
  10. 目がゴロゴロする
  11. 目ヤニが出る

 

以上の項目に5個以上当てはまる、もしくは10秒間まばたきをせず我慢できなければ、ドライアイの可能性があります。

「ドライアイ」になる「12」の原因

1.年齢

年齢を重ねるほど涙の分泌量が減り、症状も悪くなります。

 

2.性別

統計的に女性はドライアイを患っている方が多いです。

 

3.過度のVDT(visual display terminals)作業

パソコンやスマートフォンなどを長時間見続けるとまばたきの数が減り、ドライアイになりやすくなります。

 

4.乾燥した環境

冬から春にかけての乾燥した季節やエアコンの風があたるなど、乾燥した環境にいるとドライアイになりやすくなります。

 

5.コンタクトレンズ

コンタクトレンズが涙の水分を含んでしまうため、結果的に眼の表面が乾きやすくなります。

 

6.喫煙

統計的に喫煙者ほどドライアイになりやすい傾向があります。

 

7.内服薬

薬のなかには、涙の分泌を減らしてしまう成分が含まれるものがあります。

 

8.点眼薬

点眼薬に含まれる防腐剤等が涙の成分を悪くすることがあります。

 

9.運動不足やメタボな生活、夜更かし

このような生活習慣は、涙の分泌低下につながります。

 

10.「結膜弛緩症」

加齢に伴う結膜のたるみやシワが涙に影響します。

 

11.アイメイクや目元の汚れ、マイボーム腺の病気

まぶたのフチに「マイボーム腺」という脂を出す組織があり、この組織の機能が加齢やメイクなどで汚れることで低下し、涙の分泌が悪くなります。

 

12.全身の病気に伴うもの

シェーグレン症候群や関節リウマチなどの膠原病(こうげんびょう)が原因で、涙を分泌する組織が免疫の作用で壊れてしまうことがあります。

 

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。