2019年1月3日にわずか5分程度で4円の急落を起こしたドル円の「フラッシュクラッシュ」。5分間で大勢のトレーダーに莫大な損害をもたらしたと同時に、一気に利益を得た人もいました。その差は一体どこにあるのか。株式会社ソーシャルインベストメントの清水一喜氏が解説します。
5分で4円の大暴落!「フラッシュクラッシュ」はなぜ起きたのか? ※画像はイメージです/PIXTA

リスクを抑えるためにはデイトレードがおすすめ

トレードの大前提としてポジションを持っているという状態は基本的にはリスクがあります。なるべくポジションを持たない方法が結局は安定したトレード方法と言えるでしょう。

 

フラッシュクラッシュ時にポジションを持っていた人の大半は、自動売買やポジショントレードを行っていた人のはずです。デイトレードで1日の中で発生する波の素早くとるというやり方ならば、フラッシュクラッシュ時にポジションは持っていないはずだからです。

 

相場は常に安定して動くわけではないということは過去を見れば十分わかることで、フラッシュクラッシュはたまたま起こったわけでもなければ、起こったことが珍しいことでもありません。仮にポジショントレードや自動売買をするとしても、400Pipsの大暴落に耐えられる程度のロット数で行うことをおすすめします。

 

長期間ポジションを保有するならば、ロット数は極端に落としたほうがいいでしょう。一方で、デイトレードならば、リスクを制限できるのでロット数を上げることは現実的であるのです。

 

まとめ

一見、怖いものでしかないフラッシュクラッシュもテクニカル分析を学べば、未然に防ぐこともできるし逆にチャンスにもなります。FXはルールを学んでいるものが勝ち、ルールを軽視しているものが負ける世界です。

 

どれだけFXで稼げたとしても、FXを続ける限り、いつか膨大な損害を出してしまうことは十分に考えられます。自分だけは大丈夫と思う人こそ危ないといえます。極力ポジションを持たず、チャンスが来るまで待ち続けることが大事です。では一体何がチャンスなのか?ですがそれはテクニカル分析を学ぶことで見えてきます。

 

テクニカル分析を学び賢いトレーダーとなって、投資を成功させましょう。

 

清水 一喜

株式会社ソーシャルインベストメント 執行役員
 

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