今年も株式会社マイナビから『マイナビ・日経 2023年卒大学生就職企業人気ランキング』が発表されました。文系・理系それぞれのTOP3企業に勤務する人は、どれほどの給与をもらっているのでしょうか? 有価証券報告書などから探っていきます。
【平均年収を比較】文系・理系の就職人気企業ランキングTOP3…さすがの給与額

文系・理系人気企業ランキングTOP3…さすがの給与額

国税庁によると、日本の会社員の平均給与は433万円(※)でした。そのようななか、学生から人気を集める企業に勤める人は、どれほどの給与をもらっているのでしょうか?

※国税庁『令和2年分 民間給与実態統計調査』

 

最も高いのはソニーグループで1,044万0,010円と1,000万円の大台を超えています。また最も少ない東京海上日動火災保険で772万5,842円。日本の会社員の平均給与(433万円)を大きく超えています。

 

【文系・理系総合ランキングTOP3企業の平均年収ランキング】

 

■ソニーグループ…1,044万0,010円

(従業員数:2,973人、平均年齢:42.2歳、平均勤続年数:16.5年)

 

■味の素…997万1,519円

(従業員数:3,184人、平均年齢:44.1歳、平均勤続年数:20.2年)


■ニトリ…868万2,000円

(従業員数:774人、平均年齢:40.7歳、平均勤続年数:12.0年)


■富士通…865万1,494円

(従業員数:32,026人、平均年齢:43.8歳、平均勤続年数:19.6年)

 

■東京海上日動火災保険…772万5,842円

(従業員数:17,176人、平均年齢:41.9歳、平均勤続年数:12.1年)

 

出所:各社が公表している有価証券報告書(2021年3月31日時点)

 

今回、有価証券報告書から学生に人気の企業の給与事情をみてきました。いずれの企業もさまざまな職種、雇用形態で多くの人が働いており、上記の企業に勤務しているからといって、すべての人が“日本の会社員の平均以上”というわけではありません。

 

しかし、その平均給与は多くの学生が憧れる人気企業にふさわしいものでした。