そもそも報道では「ニューヨークは物価が高い」が枕詞になっていますが、実際はどうなのでしょうか。
ニューヨークを拠点にする世界最大の組織・人事マネジメント・コンサルティング会社、マーサーが発表した『2021年世界生計費調査~都市ランキング』によると、世界で最も生活費が高いのはトルクメニスタンの「アシガバート」。「香港」「ベイルート」「東京」「チューリッヒ」と続きます。実は「ニューヨーク」は「東京」よりもだいぶ下の14位。アメリカの代表的な都市は、「ロサンゼルス」20位、サンフランシスコ25位、ホノルル43位。一般的に生活費が高いと思われているアメリカの都市ですが、ランキングではそれほど高い順位にあるわけではありません。
【2021年世界生計費調査~都市ランキング】
1位:トルクメニスタン・ガバート
2位:中国・香港
3位:レバノン・ベイルート
4位:日本・東京
5位:スイス:チューリッヒ
6位:中国:上海
7位:シンガポール
8位:スイス・ジュネーブ
9位:中国・北京
10位:スイス・ベルン
出所:マーサー
ただこちらのランキングは、マーサーの海外に社員を派遣している米国企業を対象に行われてもの。ランキング作成時、各都市の比較対象となったのはニューヨークで、現地通貨がアメリカドルに対して大幅に上昇している国の都市は、順位が高い傾向にあります。そのため、「東京>ニューヨーク」となっているようです。
もうひとつ、ニューヨークの生活水準についてみていきましょう。日本不動産研究所による『第17回国債不動産価格賃料指数(2021年10月現在)』によると、ニューヨークのマンション賃料変動率は5.0%。コロナ感染が落ち着いたことでオフィス出勤が再開、都心回帰の流れの中で、家賃水準が大きく上昇しているといいます。
その水準、世界の主要国でもダントツなので、小室圭さん・眞子さんにも痛いところだと考えられます。
【世界主要都市「マンション賃料稼働率」】
米国・ニューヨーク:5.0%
中国・上海:2.9%
韓国・ソウル:1.1%
シンガポール:0.7%
中国・北京:0.5%
台湾・台北:0.4%
中国・香港:0.3%
日本・東京:0.0%
日本・大阪:0.0%
英国・ロンドン:▲0.4%
ベトナム・ホーチミン:▲0.5%
タイ・バンコク:▲1.3%
マレーシア・クアラルンプール:▲1.4%
インドネシア・ジャカルタ:▲1.6%
出所:日本不動産研究所『第17回国債不動産価格賃料指数(2021年10月現在)』
小室夫妻のニューヨーク生活に「円安ショック」
やはり、一抹の不安が残る小室圭さん・眞子さんのニューヨーク生活。そこにきて、ロシア・ウクライナ侵攻による世界情勢の混乱から、為替相場が大きく動いています。
3月1日、1ドル=114.83円だったのが、3月22日に120円を突破。1時、1ドル125円をつけるなど、大きく円安へと動いています。
眞子さんの貯蓄に依存するだろう、お二人のニューヨーク生活。仮に1億円近い貯蓄があったとして、恐らく、多くが円資産であり、ドルを組み込んでいたなどということは考えにくいでしょう。つまりこの短期間に、大きく資産を目減りさせてしまったと考えられるのです。
ロシア・プーチン大統領による乱心が、思わにカタチで小室圭さん・眞子さんに影響を与えているかもしれません。