素晴らしい商品であっても、その商品の魅力がしっかり伝われなければ購入されません。売れるどころか、ライバル商品に埋もれて、「目に留めてもらない」ということは少なくありません。どうすればいいのでしょうか。強み発掘コンサルタントが著書『こっそり副業術』(日本能率協会マネジメントセンター)で解説します。
「こっそり副業」商品の魅力を伝え、購入に結びつける5つの要素

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「今買わないと!」という気持ちを強めるには?

④ 信頼性:あなたから買うべき理由

「あなたのための商品ですよ」とターゲットを明確にし、「得られる未来」(ベネフィット)を明確にし、商品の内容を示したら、あとは「なぜ自分から買うべきなのか」をしっかりと記載しましょう。

 

なぜなら、同じような内容の商品が存在する中で、ターゲットに「あなた」を選んでもらう必要があるからです。

 

具体的には、以下のような情報です。

 

● 商品開発ストーリー
(△△という経験からこの商品が生まれた等)

● あなたの信念
(こんな人を増やしたい、こんな人を減らしたい、こんな世の中になったらいいな、こんなことで役に立ちたいと思っている等)

● あなたの持っている知識・スキル・実績
(こんなことができる・知っている、こんなことが得意、人からこうだと褒められる、今までにこのような実績がある等)

 

例えば、あなたが「彼氏とケンカが多くて悩んでいるあなたへ、恋愛相談に乗ります」という商品を販売しているとします。

 

このままだと何だか味気ないですが、そこに以下のような情報が添えてあったらどうでしょうか?

 

● 昔は自分もパートナーとケンカが多くて悩んでいたが、接し方を変えたら格段にケンカが減った経験がある(商品開発ストーリー)

 

● ケンカが耐えなかった頃は毎日自己否定ばかりでつらかった。このような経験から、「しなくてすむケンカは減らして、幸せなお付き合いをする人が増えて欲しい」と思っている(信念)

 

● ケンカを何とか減らしたいと思い、恋愛本やパートナーシップに関する本を10冊以上読んで勉強した。その結果、うまくいく人間関係の作り方が理解できるようになった(知識)

 

● 仕事では面接官をやっており、人の話を聞くのも得意だったので、学んだ知識をもとに友人の恋愛相談に乗るようになった(スキル)

 

● その結果、相談に乗った友人の80%が「関係が改善できた!」と感謝してくれたので、今回の相談サービスを始めることにした(実績)

 

いかがでしょうか?

 

あなたの商品の信頼性が一気に上がったと思いませんか?

 

「信頼して購入してもらうために何を伝えるか」という意識を持つことで確実に売れやすくなりますし、仮に今後あなたのライバルとなる商品が出てきても負けにくくなります。

 

⑤ オファー:最後に購入を促す言葉をしっかり入れる

最後に重要なのは、「オファー=購入の背中を押す」ということです。

 

なぜなら、人は「今すぐにでもどうにかしたい!」という切羽詰まった状況でなければ「まぁ、後でいいや」と後回しにしてしまうからなんです。

 

具体的には、以下の3つの要素を含めるといいでしょう。

 

A. 理想の未来の提示
(この商品を購入するとどうなれるのか。②Before→Afterの、Afterの部分を再度伝える)

B. 緊急性
(「今」買うとこんなにいいことがある、買わなければこうなってしまう)

C. 限定性
(ここでしか買えない、今しか買えない、販売数に上限がある)

 

例えば、先ほどの「ダイエット食事マニュアル」の例でいえばこのような感じです。

 

この食事メニューを手に入れて、1 ヶ月後にはぜひスリムな身体を体感してください♪(A.理想の未来の提示)

 

今から食事を改善しておけば、無理なダイエットなしで今年の夏は憧れの水着を着て海に行けるでしょう。しかし、始めるのが1 ヶ月遅れてしまうと、もう今年の夏休みの思い出には間に合いません!(B.緊急性)

 

発売記念キャンペーンで、このダイエットメニューを先着10名様まで限定で500円で販売します。以降は定価の1,000円にて販売しますので、お早めにお申込みください。(C.限定性)

 

いかがでしょう? 普通にサラっと販売されるよりも、「今買わないと!」という気持ちが強まることがわかっていただけましたか?

 

土谷 愛

 

 

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