都道府県別に「シートベルト着用率」をみていくと
シートベルトの着用率を都道府県別にみていきましょう。まずは運転席の着用率。トップは「岩手県」で99.9%と、ほぼ100%。以下、99%の県が並びます。一方47位は「大阪府」。それでも97.5%と高い確率を誇っています。
また助手席の着用率トップは「富山県」で99.0%。一方、47位は「徳島県」で91.4%。トップとは8ポイントほどの差がついています。
【運転席「シートベルト着用率」トップ4】
1位「岩手県」99.9%
2位「青森県」99.8%
2位「島根県」99.8%
4位「宮城県」99.7%
4位「山口県」99.7%
4位「熊本県」99.7%
【助手席「シートベルト着用率」トップ4】
1位「富山県」99.0%
2位「島根県」98.9%
2位「宮城県」98.9%
4位「青森県」98.7%
4位「神奈川県」98.7%
4位「岐阜県」98.7%
出所:警察庁・JAF『合同シートベルト着用状況全国調査』(2021)より
一方、数字が低調で地域による差が大きいのが後部座席の着用率。トップは「群馬県」で65.7%。一方で47位は「沖縄県」で20.1%。1位と47位で40ポイント以上の差が生じています。「後部座席のシートベルトの着用」が義務であることの浸透は、地域によってバラバラです。
【後部座席【シートベルト着用率】ランキング】
1位「群馬県」65.7%
2位「岐阜県」61.5%
3位「新潟県」61.5%
4位「神奈川県」60.7%
5位「長野県」57.1%
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43位「大阪府」29.9%
44位「福井県」29.7%
45位「福岡県」27.5%
46位「佐賀県」27.3%
47位「沖縄県」20.1%
出所:警察庁・JAF『合同シートベルト着用状況全国調査』(2021)より
罰則規定が緩いこともあるのでしょう。後部座席のシートベルト着用は義務でありながら、トップでも6割台。シートベルト未着用時に万が一のことが起きた際、致死率が高いことは良く知られています。
自身や同乗者の安全を守るためにも、シートベルトの着用は徹底していきたいものです。