心当たりがあれば一度病院で診察を
前述の通り、若年性認知症の原因にはさまざまなものがあり、なかには治療可能な認知症もあることから、まずはできるだけ早く正確な診断をつけることが重要です。根本的な治療ができなくても、症状の進行を遅らせることは可能です。
ちなみに冒頭で紹介した50代の男性は幸いなことに若年性認知症ではなく、仕事への取り組み方や生活習慣の改善などを行った結果、すっかりよくなりました。
物をよくなくすようになったり、ケアレスミスが増えたりするなどのエピソードが増えてきたら、遠慮せず精神科・神経内科・脳神経外科を標榜する医療機関、あるいは「もの忘れ外来」を受診して相談することをおすすめします。
今野 裕之
ブレインケアクリニック 名誉院長
一般社団法人日本ブレインケア・認知症予防研究所 代表理事・所長
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