(※写真はイメージです/PIXTA)

最近、「物忘れ」を訴えて来院される40〜60歳くらいの働き盛りの人が増えていると、ブレインケアクリニックの今野裕之院長はいいます。また、来院者は組織のなかで重要な仕事を任されている人が大半だそうです。その症状は、「ただの物忘れ」なのか「若年性認知症」なのか……高齢者だけではない「認知症」のサインと治療法、改善方法について詳しくみていきましょう。

心当たりがあれば一度病院で診察を

前述の通り、若年性認知症の原因にはさまざまなものがあり、なかには治療可能な認知症もあることから、まずはできるだけ早く正確な診断をつけることが重要です。根本的な治療ができなくても、症状の進行を遅らせることは可能です。

 

ちなみに冒頭で紹介した50代の男性は幸いなことに若年性認知症ではなく、仕事への取り組み方や生活習慣の改善などを行った結果、すっかりよくなりました。

 

物をよくなくすようになったり、ケアレスミスが増えたりするなどのエピソードが増えてきたら、遠慮せず精神科・神経内科・脳神経外科を標榜する医療機関、あるいは「もの忘れ外来」を受診して相談することをおすすめします。

 

 

今野 裕之

ブレインケアクリニック 名誉院長

一般社団法人日本ブレインケア・認知症予防研究所 代表理事・所長

 

2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。