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2021年「資産ゼロ」世帯が6ポイント上昇
それによると、金融資産*ありの世帯は78.0%、金融資産なしの世帯は22.0%。2020年から金融資産がない層が6ポイントほど増加しました。しかし2020年の資産あり層の上昇は全世帯対象の給付金があったことによるものだと考えられ、2021年はその効果がなくなったと考えられます。
*定期性預金・普通預金等の区分にかかわらず、運用のため、または 将来に備えて蓄えている部分とする。ただし、商・工業や農・林・漁業等の事業のために保有している 金融資産や、土地・住宅・貴金属等の実物資産、現金、預貯金で日常的な出し入れ・引落しに備えてい る部分は除く
【金融資産の有無の推移】
2012年:74.0%/26.0%
2013年:69.0%/31.0%
2014年 :69.6%/30.4%
2015年 :69.1%/30.9%
2016年:69.1%/30.9%
2017年:68.8%/31.2%
2018年 :77.3%/22.7%
2019年 :76.4%/23.6%
2020年:83.9%/16.1%
2021年:78.0%/22.0%
出所:金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調査』(2021年)より
※数値左:金融資産あり、数値右:金融資産なし
また金融資産保有世帯の資産の平均値は2,024万円で前年より303万円の増加。一方で中央値は800万円で、前年より100万円の減少でした。
【金融資産保有世帯…資産額平均値・中央値】
2012年:1,539万円/860万円
2013年:1,645万円/900万円
2014年:1,753万円/1,000万円
2015年:1,819万円/1,000万円
2016年:1,615万円/950万円
2017年:1,729万円/1,000万円
2018年:1,559万円/800万円
2019年:1,537万円/800万円
2020年 :1,721万円/900万円
2021年:2,024万円/800万円
出所:金融広報中央委員会『家計の金融行動に関する世論調査』(2021年)より
※数値右:平均値、数値左:中央値