都道府県別に「認知件数」と「検挙率」をみていくと
都道府県別にみていきましょう。刑法犯が最も多く発生したのは「東京都」で、年間7万5,288件。「大阪府」「埼玉県」「愛知県」「神奈川県」と続きます。また窃盗犯のトップも「東京都」で4万8,220件。こちらも「大阪府」「埼玉県」「愛知県」「神奈川県」と続きます。
【都道府県別「刑法犯認知件数」上位10】
1位「東京都」7万5,288件
2位「大阪府」6万2,690件
3位「埼玉県」4万0,166件
4位「愛知県」3万7,832件
5位「神奈川県」3万3,252件
6位「千葉県」3万2,638件
7位「兵庫県」3万0,003件
8位「福岡県」2万6,337件
9位「北海道」1万8,429件
10位「静岡県」1万4,440件
【都道府県別「窃盗犯認知件数」上位10】
1位「東京都」4万8,220件
2位「大阪府」4万5,105件
3位「埼玉県」2万7,979件
4位「愛知県」2万4,649件
5位「神奈川県」2万3,970件
6位「千葉県」2万3,715件
7位「兵庫県」1万8,313件
8位「福岡県」1万7,484件
9位「北海道」1万1,115件
10位「茨城県」1万0,613件
出所:警察庁『犯罪統計(令和3年1~12月分 確定値)』より
犯罪の認知件数は、人口集積地が多くなる傾向にあります。では検挙率はどうなのでしょうか。見ていきましょう。
刑法犯の検挙率は全国平均45.5%。そのようななか、検挙率トップは「山形県」で82.0%。続く「福井県」は78.1%。「秋田県」「島根県」「鳥取県」と続きます。
また窃盗犯の検挙率についてもみていくと、全国平均は40.9%。そのようななかトップは「福井県」で検挙率80.5%。続く「山形県」は79.3% 。「秋田県」「島根県」「佐賀県」と続きます。
【都道府県別「刑法犯検挙率」ランキング】
1位「山形県」82.0%
2位「福井県」78.1%
3位「秋田県」74.9%
4位「島根県」73.8%
5位「鳥取県」73.2%
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43位「茨城県」40.9%
44位「埼玉県」39.6%
45位「愛知県」39.5%
46位「千葉県」37.9%
47位「大阪府」29.6%
【都道府県別「窃盗犯検挙率」ランキング】
1位「福井県」80.5%
2位「山形県」79.3%
3位「秋田県」76.0%
4位「島根県」74.4%
5位「佐賀県」72.9%
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43位「東京都」34.6%
44位「千葉県」34.2%
45位「埼玉県」33.4%
46位「愛知県」33.2%
47位「大阪府」22.7%
出所:警察庁『犯罪統計(令和3年1~12月分 確定値)』より
傾向として犯罪件数が多い地域は、自ずと検挙率は下がってしまう傾向にあることがわかります。全国的に犯罪件数は減少傾向にありますが、コロナ禍という特有の情勢を背景に、増加している犯罪もあります。そのような犯罪を許さないためにも、地域の防犯力が必須です。