一人の教師は、何人の子どもを見なければいけないのか?
教室の定員は、国土の違いなど、国によって事情は異なりますし、少子化進む日本で定員いっぱいの教室があるのは、一部の都市部などに限られているでしょう。
ただ定員数が多いということは、教員一人当たりの児童、生徒数が多いということ。UNESCOによると、教員一人当たりの子どもの数は、小学校で主要国33ヵ国中28位、中学校では22位でした。
【主要国「教師一人当たりの児童数(小学校)」】
1位「ルクセンブルク」8.3人
2位「ノルウェー」8.5人
3位「ギリシャ」9.3人
4位「スイス」9.9人
5位「オーストリア」10.0人
6位「アイスランド」10.1人
7位「ポーランド」10.1人
8位「デンマーク」10.7人
9位「ハンガリー」10.7人
10位「ベルギー」11.2人
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28位「日本」15.6人
出所:UNESCO(2018年)
【主要国「教師一人当たりの生徒数(中学校)」】
1位「スロベニア」5.9人*
2位「リトアニア」7.4人
3位「ラトビア」7.4人
4位「オーストリア」7.7人
5位「ギリシャ」7.8人
6位「ノルウェー」7.9人
7位「スイス」8.4人
8位「ポーランド」8.6人
9位「エストニア」8.6人
10位「ベルギー」8.6人
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22位「日本」12.2人
出所:UNESCO(2017年)
*2016年データ
教師一人当たりの子どもの数が多いということは、それだけきめ細かな指導は行えないこと。また教師の負担が大きいことにも繋がります。「教師の働ぎすぎ」が問題視されているいま、その解決のためにも「教室環境の改善」が求められています。