英語でスマートに「賛成意見」を伝えるには? Q‐Leap株式会社の代表取締役副社長・愛場吉子氏が、「使える表現」を紹介したのち、例文とともに解説していきます。 ※本連載は、書籍『話す英語(実戦力徹底トレーニング)』(アルク)より一部を抜粋・再編集したものです。
英語で「賛成」と伝えるには…“スマートな英文”を構成できるフレーズ (※写真はイメージです/PIXTA)

実践!「雑談で意見に賛成する」例文をチェック

友人と雑談していて、プラスチックごみの問題が話題に上りました。あなたは友人の意見に賛成で、プラスチックごみについて聞いたニュースや、ごみを減らすために自分の家族がしていることなどについて話したいと思っています。

 

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相手:I think people should make more of an effort to reduce the amount of plastic they throw away. That plastic waste often ends up in our oceans and natural environment.

 

あなた:【①賛成の意思表示】I totally agree.【②理由】I heard that an increasing number of plastic containers and bottles have been polluting the oceans and killing wildlife. My family always uses reusable eco-bags whenever we go grocery shopping. I think shops should provide as few plastic bags as possible and make their customers reuse their own.

 

【訳】

 

相手:ごみとして投棄するプラスチックの量を減らすよう、みんなでもっと努力すべきだと思う。そのプラスチックごみは、最終的には海や自然環境に行き着くことが多いんだから。

 

あなた:まさにその通り。(捨てられる)プラスチックの容器やボトルの数が増えて、海を汚染し、野生動物の命を奪っていると聞いたよ。うちでは、食料品を買いに行くときは、再利用できるエコバッグを必ず使っている。店舗では、提供するビニール袋をできるだけ減らして、客に持参の袋を再利用させるべきだよ。

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【解説】

 

ここでのように全面的に賛成する場面であっても、②で「理由」を述べながら話を発展させることで、建設的な会話になります。完全に同意している場合には、①で使われているI totally agree. 以外に、Absolutely.(まったくその通り)やI couldn’t agree more.(まったく同感です)などが使えます。

 

自分がニュースなどから得た知識を相手に伝える、また、自分の家族の取り組みについて話す、といったことによって、賛成意見に現実味と説得力が増します。

 

例では最後にI think shops should ~ と、さらに自分の意見を追加して話を終えることで、より能動的な印象を残しています。

 

 

愛場 吉子

Q‐Leap株式会社 代表取締役副社長