英語でスマートに「賛成意見」を伝えるには? Q‐Leap株式会社の代表取締役副社長・愛場吉子氏が、「使える表現」を紹介したのち、例文とともに解説していきます。 ※本連載は、書籍『話す英語(実戦力徹底トレーニング)』(アルク)より一部を抜粋・再編集したものです。
英語で「賛成」と伝えるには…“スマートな英文”を構成できるフレーズ (※写真はイメージです/PIXTA)

「理由・共感点」「部分的な異論」「代案」の表現例

②理由・共感点

 

「なぜ賛成しているのか」という理由や、「どんなところに共感するのか」という共感のポイントを、論理的・具体的に伝えます。賛成する場合にも、理由を添えることは、ほかの言語行為と同様とても大切です。

 

I think companies should promote paperless billing. 私は、企業は請求のペーパーレス化を促進するべきだと思っているのです。

 

I’ve always thought we have meetings too often. わが社は会議が頻繁すぎると、ずっと思っていました。

 

His latest work seems to have fascinated so many people. 彼の最新作は多くの人を引き付けたようですね。

 

③部分的な異論とその理由

 

完全に同意しているわけではない状況では、この要素を入れます。その場合、「異論」だけでは不十分で、「そう思う理由」を付け加える必要があることに注意しましょう。

 

But I think tomorrow is too early. It would be difficult to get everyone together. でも、明日というのは早すぎると思います。全員を集めるのが難しいでしょう。

 

But don’t you think it’s a lot of work for one person? I feel this work should be done by a team. でも、1人でやるには仕事が多すぎると思いませんか? この仕事はチームでなされるべきだと、私は感じています。

 

④代案

 

③を付け加えた場合、たいていはこの要素も加えます。これを伝えることによって、より建設的なやりとりが可能になります。

 

I think next week would be better. 来週の方がいいだろうと思います。

 

How about hiring more salespeople? 営業部員をもっと雇うのはどうでしょう?